この文章の内容は正しいとは限りません。たぶん、これで合ってるはずというものなので、もしかしたら後々変更されるかもしれませんのでその旨よろしくお願い致します。
OSASKを含め、多くの川合氏作成のソフト等にはKL-01が適用されています。KL-01は非常に制限の少ないライセンスで、極論すればどうにでもしていいとさえいえるものです。KL-01 原文及びhideyosi版FAQ参照のこと
このおかげで私達は多くのソフトを自由に使い、改造し、参考にしたりできます。とてもありがたいことですね。
・・・しかし・・・
よく誤解されることなのですが、これらは基本的には生成物そのものに適用されるもので、名称・命名権はまったく別のものとなります。
たとえば。
OSASK Ver4.7。これはソースが開示され、KL-01です。これを派生させ(改造したり。その内容や程度はまったく問われない)、OSASKをベースにしたOSが出来上がりました。アナタはこれを自分のものだということもできますしクローズドなものにすることもできます。自由に利用できます。
・・・しかし・・・
この派生物に対し、「OSASK」という名前を使うことはできません。
あくまでのそれはアナタが作った独自OSです。対して「OSASK」は川合氏が作っているOSの名称です。そのため、内容がどうあれ、「これはOSASKである」という形で「OSASK」という名称を使うことは川合氏本人から特別に許可を受けたもの以外はできません。
すこし不思議に思われるかもしれませんが、名前等は屋号・商標という要素を持ち、ライセンスとは独立しているものであることが普通です。
たとえばオープンソースで有名なLinux。GPLを遵守するかぎりどのようにでも自由に使うことができます。しかし、改造したり派生させることにできますが、「これはLinuxです」と宣言できるのは、厳密にはリーナス・トーバルズ氏だけしかできません。「Linux」という名称の商標・権利はリーナス氏が独占的に所有しているものだからです。
独占的に「Linux」という名称を使えるリーナス氏は拒絶(勝手にその名称を使うな!)する権利を持っていますがこれは権利です。義務ではありません。拒絶は出来ますがしていないだけです。しようと思えばいつでもできますし、もしそれを行使した場合は多くの法律・倫理上で軍配が上がるでしょう。
つまり、VineLinux・RedHatLinux等、Linuxの名称を謳って世に出ているものは「リーナス氏が文句を言わないことを選択している」というだけの存在です。(その形が氏自身にとってとても良い状態だと考えているのでしょう。きっと)
わかりやすく言えば、私がはりぼてOSを改造して独自OSを作り、これを「hideLinux」という名前で配布します。批判をいくら浴びても「Linuxは自由だ」とわけのわからないことを言い続ければ、いつかはリーナス氏orその代理人が「Linuxという名称を勝手に使ってはいけない」といってくるでしょうし、そうなった場合は法的・社会通念的に私は負けてしまうでしょう。
私がまったく別のソフトを「Linuxだ」と言って配布することがリーナス氏やLinuxにとって不利益になるのなら。
同じことはFreeBSD等にもいえます。FreeBSDは修正BSDライセンスの元で使用すればどう改造してもかまいません。しかし、FreeBSDコアチーム以外が「これはFreeBSDだよ」と言ってソフトを配布することを禁じています。
川合氏もこれと同じく、ソースやバイナリは自由でかまわないが、「OSASK」という名称・命名権は川合秀実だけが独占的に使用出来、他に許可をしていないということなのです。
これは完全に誤解なのでよく読んでください。
・・・これは問題です。ソフトorパッケージの名称に「OSASK」という文字が入っています。頭にhideと付いていようがいまいが、「これはOSASKである」という形になります。NGとなるでしょう。
これはもちろんOKです。
この違いをよく読んでください。
前者は名称に「OSASK」の文字を使っています。「これはOSASKである」と銘打ってソフトを配布できるのは川合秀実氏だけなのに、hideyosiという者が「これもOSASKです」と言って配布しています。
対して後者は、「これはOSASKではありません」という形をとっています。README内の内容も、どこにも「これはOSASKです」とはかかれていません。(派生したのだからもう別のもの)
「OSASKという文字を使ってはいけない」のではなく、「これはOSASKである」という形で使用するのが問題だということです。
すこしややこしいですが以下を見てください。
ちなみに。これは厳密にわかっていただくための例として出しています。意図を理解している上で会話等の中で出てしまうものまで言葉狩りのごとくNGを出すことが目的ではありません。人の揚げ足を取るために利用しないでくださいね。
そういうことになります。
しかし私が聞いた限りでは、「よほどの特殊なことでもない限り名称の使用を許可することはまずない」そうです。本当にホントによほどのことがない限り。相談は無意味なのでしないでくださいとのことです。
なら、そのままこれを再配布することに制限はありませんよ。ただ、少しでも内部に手を加えた場合は派生という形になりますのでその場合は
ものなので、「OSASK」とは言えないでしょう。別の名前にすべきだと思います。
GO等に含まれるいくつかのソフトも準じます。ただしこれらは例外があります。下記参照
対象とならないもの
対象外のものも、できるだけ避けて頂けるとありがたいです(せめてOSASK関係の中だけでも)。混乱を防ぐという意味合いから。
これまでの説明の通り、川合氏が独占的に使用できる名称に関しては、派生等をした場合は使用しないでほしいわけです。
しかし、コンパイラ等に関してはMakefile等の問題からファイル名(コマンド名)が変わるというのはかなり面倒な問題になりますよね?
そのため、こういった物に関しては例外的に「互換性のあるファイル名の利用を認める」という形をとっています。
nask.exe。アセンブラのnaskという名称は川合氏のもので、もしnaskを改造した場合には本来は別の名称にすべきなのですが、Makefile等の問題からnask.exe以外のファイル名(コマンド名)にするのは利用者にとってとても面倒になる。
こういったものだけは例外的に「互換性のあるファイル名の利用」を認めます。(互換性重視のため)
ただ、できるだけ「これはnaskではない」形にしてほしいそうです。
こんな方法が提案されています。
ひとつの例です。上記どおりしなくてはいけないわけではありません。とにかく趣旨は、「川合が発表したnask」ではないことが確認できるようにするということです。
当然ですが、ファイル名(コマンド名)はnask.exeだとしても、リリースする時のパッケージ名は別にすべきですし、本来の名前(hideskとか)を決めてください。
あくまでも互換性確保のための例外であり、名称を使ってもいいという例外ではないので。
内容 | パッケージ名等 | どっち? | 備考 |
OSASKを改造してOSを作ったぞ! | hide_OSASK48.zip | NG | OSASKではないのにOSASKと名乗るのはアカンです |
OSASKを改造してOSを作ったぞ! | hideyOS.zip | OK | 無条件でOK。でもできればreadme等は派生物であることを明記してください。(そのままだと「これはOSASKですよ」と言っているようなものなので) |
OSASKを改造してOSを作ったぞ! | osa_yosiOS_01.zip | OK | 多少紛らわしいですが、この程度でしたらOKでしょう。 |
内容 | パッケージ名等 | ファイル名(コマンド名) | どっち? | 備考 |
naskを改造してアセンブラを作ったぞ! | hide_nask.zip | nask.exe | NG | naskではないのにnaskと名乗るのはアカンです |
naskを改造してアセンブラを作ったぞ! | hide_nask.zip | h_nask.exe | NG | naskではないのにnaskと名乗るのはアカンです |
naskを改造してアセンブラを作ったぞ! | hidesk.zip | hidesk.exe | OK | 無条件でOK。でもできればreadme等は改変してください。 |
naskを改造してアセンブラを作ったぞ! | hidesk.zip | nask.exe | OK | 互換重視のため例外的にOK。でもできるだけreadme等に派生物であることを明記してください。 |
内容 | パッケージ名等 | ファイル名(コマンド名) | どっち? | 備考 |
efg01を改造してパッケージしたぞ! | abcdw0018.zip | efg01.exe | NG | efg01じゃないのにefg01と名乗るのはアカンです。またパッケージ名もNGとまでは行きませんが大混乱の元ですね。 |
efg01を改造してパッケージしたぞ! | h_abcdw0017.zip | efg01.exe | NG | ファイル名がNG。abcdはコードネームなのでこれくらいならまぁOK。 |
efg01を改造してパッケージしたぞ! | hide_abcd_1.0.2.zip | hijk.exe | OK | ファイル名はこれなら無条件にOK。パッケージ名もこれくらいはっきりしていればまず問題なし。 |