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OT​/0005 の変更点 :: OSASK計画

osaskwiki:OT/0005 の変更点

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4: 2009-11-17 (火) 12:06:28 ソース[4] 現: 2024-01-08 (月) 12:58:49 k-tan[5] ソース[6]
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-* OSASKアプリのフォーマット+TITLE:x 
 +* OSASKアプリのフォーマット [#xe0b9702]
-[[OsaTech]]より -[[OsaTech]]より
-(by [[K]], 2009.07.16) -(by [[K]], 2009.07.16)
-*** (1)+*** (1) [#e2b2ed9a]
-第一世代OSASKの実行ファイルのフォーマットは、ヘッダなどが多少あるものの、結局は.textそのものだった。ヘッダも.textの一部として扱った。エントリポイントはオフセット0からで、ファイルはそのままコードセグメントのイメージになっている。これは「はりぼてOS」よりも単純な構造といっていいだろう。 -第一世代OSASKの実行ファイルのフォーマットは、ヘッダなどが多少あるものの、結局は.textそのものだった。ヘッダも.textの一部として扱った。エントリポイントはオフセット0からで、ファイルはそのままコードセグメントのイメージになっている。これは「はりぼてOS」よりも単純な構造といっていいだろう。
-こういう仕様にしたのは理由がある。こうすればページ例外がおきるたびにそのページをロードすればいい。もしこれが何らかの構造を持つファイルで、その内容もメモリに展開するには多少の加工が必要、なんてものだったら、起動時に一度全部加工して、その後ページングによってスワップアウトされなければいけない(メモリが足りない場合)。 -こういう仕様にしたのは理由がある。こうすればページ例外がおきるたびにそのページをロードすればいい。もしこれが何らかの構造を持つファイルで、その内容もメモリに展開するには多少の加工が必要、なんてものだったら、起動時に一度全部加工して、その後ページングによってスワップアウトされなければいけない(メモリが足りない場合)。
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-シグネチャは8バイトあった(オフセット+8~+15:GUIGUI00)。 -シグネチャは8バイトあった(オフセット+8~+15:GUIGUI00)。
-*** (2)+*** (2) [#x074330e]
-これに対し第二世代OSASKアプリのフォーマットは複雑である。COFFやELFほどではないが、しかしこれらと同じように複数のセクションを持ち、リロケーションのための情報を持ち、ファイル内のセクションイメージはメモリイメージとは必ずしも一致しない(一致しないのはもちろんリロケーション加工の差異のため)。 -これに対し第二世代OSASKアプリのフォーマットは複雑である。COFFやELFほどではないが、しかしこれらと同じように複数のセクションを持ち、リロケーションのための情報を持ち、ファイル内のセクションイメージはメモリイメージとは必ずしも一致しない(一致しないのはもちろんリロケーション加工の差異のため)。
-ヘッダやシグネチャもあるが、これらは.textセクションの一部ではない。というのは、ファイル全体が単純なコードセグメントのイメージではなくなった以上、よけいなヘッダやシグネチャをコードセグメントに含めておく意味が無くなったためである。 -ヘッダやシグネチャもあるが、これらは.textセクションの一部ではない。というのは、ファイル全体が単純なコードセグメントのイメージではなくなった以上、よけいなヘッダやシグネチャをコードセグメントに含めておく意味が無くなったためである。
-*** (3)+*** (3) [#f1a53d03]
-さらに第二世代OSASKアプリのフォーマットには、ファイルサイズを小さく保つ工夫がある。 -さらに第二世代OSASKアプリのフォーマットには、ファイルサイズを小さく保つ工夫がある。
-簡易モード。 -簡易モード。
Line 35: Line 36:
--ほぼ同等の仕様はCOM64plusにもある。 --ほぼ同等の仕様はCOM64plusにもある。
-*** (4)+*** (4) [#bbc0c160]
-hello1.g01 (17バイトのhello) -hello1.g01 (17バイトのhello)
 47 01 05 51 "hello, world\0"  47 01 05 51 "hello, world\0"
Line 48: Line 49:
--APIの引数については、[[OT/0004]]の例を参照のこと。 --APIの引数については、[[OT/0004]]の例を参照のこと。
-* こめんと欄+* こめんと欄 [#r46afe8b]
#comment #comment
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