* HariboteOSをXcode4で開発しよう! [#s5e10bb8] **Xcodeって何? [#t994c388] -Macintoshでいう、WindowsのVisualStudioのようなもの。統合開発環境(IDE)。 -多くの人はiPhoneアプリ開発をこれで行っている。 -無料、そして多機能(コード補完など)。 -だけど英語。そしてサイズが大きい(Kさんには申し訳ない…)。 -Apple純正なので、Macでの使い勝手がいい。 **こんな感じになります [#ad94ca2f] harib27fを動作させてみた画像(画像がこのwikiに添付できなかったので、CHNOSProjectWikiの添付ファイルへのリンクになっています)。 http://chnosproject.sourceforge.jp/wiki147u/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=scrshot.png&refer=CHNOSProject%2FCHNOS ***できること [#z5f57bd5] harib27f相当の機能ほぼ全て -mmlplayもきちんと聞こえます。(QEMU: -soundhw all) -すべての動作可能なアプリは動作するみたい(当たり前といえばあたりまえ) Xcode由来の機能 -コンパイルエラーの発生した行のハイライト表示(すごく便利) -関数名・変数名補完(引数補完まではできないみたい) ***できないこと [#t0463b75] make install相当の機能(make installができないだけで、方法は他にいくらでもある) **下準備 [#w6b18aad] ***Xcodeをダウンロード・インストールする。 [#m5094eca] 時間がかかります。とても…。 ***XcodeのCommandLineToolsをダウンロード・インストールする。 [#fcb70d16] makeやgccその他を使うのに必要です。 PreferencesのDownloadsからインストールできます。 ***QEMUをコンパイル・インストールする。 [#z1a4e6c9] 参考: +http://sweet-flag.blogspot.jp/2012/04/lion-qemu-0141.html +http://mikelev.in/2012/10/qemu-mac-os-x-success/ +http://mxcl.github.io/homebrew/ +http://stackoverflow.com/questions/9575989/install-autoreconf-on-osx-lion 主に1,2番を参考に行いました。 私の場合は、LLVM-GCCのままで、Homebrewを使用して、各種のコンパイルに必要なコマンドを入れつつ、コンパイルすることができました。 途中でautoreconfが無いと怒られたので、4番を参考に入れました。 ***tolsetOSX(Akkieさん作成)をダウンロード・配置 [#ud96859c] http://shrimp.marokun.net/osakkie/wiki/tolsetOSX/ diskimage内のz_toolsをHariboteOSのプロジェクトディレクトリにコピーする。(詳細は後述。) **Xcodeでの作業 [#f8c9dd4c] (まだ作成中...画像が添付できるようになったら、もう少し分かりやすくなると思います。) ***HariboteOSプロジェクトを作成 [#r44350cf] Other->Empty HariboteOS ***z_toolsをプロジェクトディレクトリに配置 [#g126d007] makeへのシンボリックリンクをz_tools内に作成。(Command+Option+ドラッグ&ドロップ) ***helloos5を追加 [#z47ecad3] 言われるがままにExternalBuildSystemProjectとして追加。ご親切にmakeへのパスまで入力済み! ***文字コードのUTF-8化 [#z8d193e6] 右側のTextSettingsから、TextEncodingをShift JIS(下の方にある)にして、質問されたら「Reinterpret」を選択(まずはエンコード解釈を正しく指定する)。 次に、UTF-8を選択し、今度はConvertを選択(文字コードを変換)。 改行コードはどちらでもOK。はりぼてOSもそう作ってあるし。 Makefileも同様にUTF-8にしておく。 ***MakefileのIndentUsingをTabsに変更。 [#ib21fa34] Makefileは行頭がタブでないといけないルールになっています。 Xcodeでは、タブがスペース何個の環境であっても、ソースがきれいに表示されるよう、タブはスペースに変換されるのが標準設定ですが、それだとMakefileが正しく動作しないので、変更しておきます。 ***Makefileの書き換え [#yb580455] -複数行にまたがる部分で、Windowsでは¥マークを使っていたものを、バックスラッシュに直します。これは、C言語のエスケープシーケンス(¥nとか)でも同様です。(Option+¥で入力できます。) -パス区切りが¥になっている部分をスラッシュに変更します。 -QEMUの実行(runのところ)は、QEMUのパスを指定して直接実行するようにします。なので、imgファイルのコピーは必要ないので削除します。 run : make img /usr/local/bin/qemu-system-x86_64 -fda helloos.img -boot a -m 128 -installはまだ試していませんが、ddコマンドを使用すれば問題なく行えるはずです。しかし、(umountコマンド実行時に)スーパーユーザーになる必要があるはずなので、makeから実行するのは難しいかもしれません。 ***SchemeのRun設定を変更し、RunでQEMUが実行されるようにする [#ebfd6bb4] -実行ファイルにz_tools内のmakeのシンボリックリンクを指定。 -実行ディレクトリを$(SRCROOT)に設定、変数展開も指定。 -引数にrunを指定。
(This host) = http://osask.net