* #0000 BochsとqemuでOSASKはちゃんと動くのか? -(by [[K]], 2004.12.25) -親ページは[[ForTesters]]。 -この件に関する報告は無差別にこめんと欄へ。 -主な予定調査期間:2005年1月末まで *** 依頼内容 -BochsやqemuでOSASKを動かしたいのですが、どうしたらいいですかという趣旨の問い合わせが、今も時々きます。今のところ、Bochsは小柳さんのBochs版を、そしてqemuはosa_dir2を反射的に回答している僕ですが、もし普通のおすすめパッケージがそのまま動くのであれば、是非そちらを薦めたいと思いました。 -ということで、最新版のBochs 2.1.1でOSASK ver.4.7(もしくはOSASK ver.4.6)は無修正で動くのか、またqemuではどうなのかを試してもらいたいのです。よろしくお願いします。 --もし問題なく動くようなら、設定ファイルなどをおすすめパッケージに含めようと思っています。 --また小柳さんのページに、「Bochs 2.1.1では通常版が使えますのでそちらを使ってください」というリンクをつけてもらうなどのお願いをしようと思っています。 *** 報告結果 -(この欄は[[K]]が独占的に編集しています。こめんと欄以外の書き込みは自粛してください。間違いなどはこめんと欄で指摘してください。) -qemu-0.6.0/win32 --不明 -qemu-0.6.1-fix/win32:''bad'' --基本的に動く。 qemu -L .\bios -fda OSAIMGAT.BIN -m 32 -localtime --で動作します。しかも、1440KBに修正しないままで!しかしタイマはぼろぼろです。CNTDWN3を実行すると簡単に確かめられます。 --ただし最初のディスクアクセスがなぜか重いです。・・・ってタイマのせいか! ---OSASKはFDのモータをONにしてわざとしばらく待つ。ここでタイマを使っているが、タイマの速度のエミュレーションがおかしいので過剰に待たされる結果になる。 -qemu-20041220/win32:''bad'' --http://www.freeoszoo.org/ftp/qemu/win32/daily/ --ななしさんの報告が有望そうだったので試してみました。 qemu -L .\bios -fda OSAIMGAT.BIN -m 32 -localtime --で動作します。しかし0.6.1fixと同様に、タイマが遅く、それに起因する同様の問題が発生しています。 -bochs-2.1.1/win32:''bad'' --再起動ループ。 --がじぇっとぼっくす版でもだめ(かつてはがじぇっとぼっくす版なら無修正で使えたのですが)。 ---がじぇっとぼっくす: http://ebisa.hp.infoseek.co.jp/bochs/ --もちろんディスクイメージを1440KBにしてもだめ。 --どうやら小柳さんのBochs版必須らしい。 --PCカード周りのせいかなあ。 -qemu-0.6.0/linux --(本家ページ版)基本的に動作。タイマ(cntdwn)がどうなっているかは不明。右下の時刻表示は約2倍に速くなるらしいが、-localtime指定しても改善しないのについてはまだ不明。 -qemu-0.6.1-fix/linux --不明 --これよりさらに新しいCVS版では、 qemu -fda OSAIMGAT.BIN -m 32 -localtime --で動作しているそうです。しかも、1440KBに修正しないままで!さらにタイマーも正常。最強っぽい。 -bochs-2.1.1/linux:''bad'' --再起動ループ。 *** 結果を踏まえた[[K]]の考え -Bochsについては条件コンパイルしないとどうしようもないようなので、小柳さんにお任せすることにしました。 -qemuもタイマパッチを当てないとOSASKが遅いと思われかねないので、osat47iのサポート対象外にします。誰かがディストリビューションする分には構いません。 //-qemuは1440KBのディスクイメージが必要ではないようなので、普通のAT版と統合します。 -AT版はosat47i/osat47rがありましたが、osat47uf(OSASKFDI版:USB-FDDなどで重宝)を作ろうかなと思っています。 -需要がありそうならCD-R版のISOイメージの公開も検討しています(osat47cd)。 -ただしosat47i/osat47r以外のものについては、容量がもったいないのでsar版のみ。 *** リンク -http://bochs.sourceforge.net/ --Bochs 2.1.1 -http://www.freeoszoo.org/download.php --qemu-0.6.0, qemu-0.6.1-fix * こめんと欄 -qemuで、osat46のOSAIMGAT.BINを1440に拡大したやつをqemuで動かしてみたら、すんなり動きました。でも、一番最初にアプリを起動させようとしたとき、かなり時間がかかりました。(10秒ほど) -- [[uchan>うっちゃん]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 17:13:40} -Fedora Core 3+qemu-CVS+無修正osat47a.sarだと,デフォルト(-m 128)や-m 64だとコマンド実行からOSASK操作可能状態までに高負荷でスワップを食っているみたいでその間一切操作できません。(アプリを沢山起動していると,Xが落ちることもしばしば)-m 32だと快適な起動。起動後はタイマーも正常です。 -- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 17:47:03} -http://lists.gnu.org/archive/html/qemu-devel/2004-12/msg00113.html これ当てると(qemu-0.6.0), Booting from Floppy...で止まります。 -- ''先程の名無しさん'' SIZE(10){2004-12-25 (土) 17:49:40} -uchanさん、ななしさんありがとうございます。まず情報の整理をしますね。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 19:43:22} -うっちゃんさんが試したqemuのバージョンと、起動時に指定したパラメータを教えてください。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 19:50:27} -そのqemu-CVSというのは、qemu-0.6.0とも0.6.1-fixとも違うものなのでしょうか?>ななしさん -- [[K]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 19:51:42} -ちなみにななしさんが使っているマシンの搭載メモリはどのくらいでしょうか。それともとにかく -m 32 にしておけばいいのかなあ(たいていの用途なら16MBでも十分かもしれないけど)。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 19:53:04} -192MBです。qemu-CVSというのは今月20日 15:25にCVSリポジトリから自分で取ってきたもので,http://ftp.club-internet.fr/mirrors/ftp.freeoszoo.org/qemu/win32/daily/QemuInstall-20041220.exeと同等のはずです。0.6.1-fixというのは, 多分0.6.1リリース直後にFreeOSZooの方がCVSから取ってきたものではないかと思われますが,申し訳ございませんが私にはわかりません。 -- ''先程の名無しさん'' SIZE(10){2004-12-25 (土) 20:42:26} -追記:619KBのイメージをqemu -fda OSAIMGAT.BIN -m 32 -localtimeで実行することができております。最初のアプリ実行に時間がかかるということもございません。 -- ''先程の名無しさん'' SIZE(10){2004-12-25 (土) 20:45:28} -osat47a.sar+Bochs-2.1.1では起動しないようです。Booting from Floppy...と出たところで再起動を繰り替えします。bochsrcを以下に張ります。 -- ''先程の名無しさん'' SIZE(10){2004-12-25 (土) 20:53:58} megs: 32 #ここもQEMU同様,数値をあげるととてつもなく重くなります。 romimage: file=$BXSHARE/BIOS-bochs-latest, address=0xf0000 vgaromimage: $BXSHARE/VGABIOS-lgpl-latest floppya: 1_44=OSAIMGAT.BIN, status=inserted boot: a log: bochsout.txt keyboard_mapping: enabled=1, map=$BXSHARE/keymaps/x11-pc-us.map clock: sync=realtime,time0=local #ためしにコメントアウトしても同じ結果でした。 -すみません,MMUパッチ(2004-12-25 (土) 17:49:40のコメント参照)に関しての話は嘘でした。正常に動作します。osat46i.lzhもosat47a.sarと同じようです。(qemu-CVS,qemu-0.6.0+MMUパッチ,Bochs-2.1.1) -- ''先程の名無しさん'' SIZE(10){2004-12-25 (土) 21:13:50} -ななしさんたくさんありがとうございます。非常に助かります。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 22:35:21} -私が使っているqemuのバージョンはqemu-0.6.1-windows-2.zipです。 -- [[uchan>うっちゃん]] SIZE(10){2004-12-25 (土) 23:15:38} -みなさんありがとうございます。まだいくつか空欄はありますが、僕としては十分な情報量に達しました(つまりパッチなしではqemuもbochsも十分にはOSASKをエミュレーションできないと分かった)。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 00:13:13} -うーん、qemuのタイマは改善の兆しがないっぽいので、qemu改良パッチを考えてみるかなあ。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 12:51:27} -0.6.0にMMUパッチを当てたと書きましたが,正しくは0.6.1にMMUパッチを当てていました。訂正します。ところで,http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/os/1103096608/60もありますね。暇ができれば0.5.4試してみようかな。 -- ''昨日の名無し'' SIZE(10){2004-12-26 (日) 12:57:34} -./configure --prefix=/opt/qemu-054 --target-list=i386-softmmu --cc=gcc32で0.5.4をコンパイルしてみました。--cc=gcc32としているのは,gcc33ではコンパイルが通らない為です。 -- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 13:16:10} -LD_ASSUME_KERNEL=2.2.5 /opt/qemu-054/bin/qemu -fda OSAIMGAT.BIN -m 32 -localtimeを実行してみると,タスクバーの時計は正常ですが,CNTDWNは速度が1/2ぐらいです。46i,47aで確認。 LD_ASSUME_KERNELはLinux 2.6で動かすためだったかと記憶しております。-- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 13:18:27} -qemuのCVSをちょっと読んでみました。僕は今までずっと、qemuのタイマがおかしいのは「仕様」だと思っていました。短い割り込み周期を避けるための。しかしソースを読んでみるとどうもそうではないようで、これは意図しないバグを見つけているのかもしれないと思いました。ということで、現在テストプログラム製作中です。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 13:51:12} -CVS版Bochsだと無修正OSASKが動きました! タスクバーの時計はとんでもない速度で動くけれどもCNTDWNは正常です。 -- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 16:53:56} -テストプログラムできました。詳しくは[[Z:qemu]]へ。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 17:01:20} -なんと!次期Bochsはついに無修正OSASKが動くのか!ご報告ありがとうございました。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 17:02:42} -追記:とんでもない速度というのは遅いのではなくて速すぎるということです -- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-26 (日) 17:05:35} -Linux 2.6.9 + qemu 0.6.0 (本家Webから持ってきたもの) で osat47a.sar が動いています。右下の時計は通常の2倍の速さで進みますが。 -- [[I.Tak.]] SIZE(10){2004-12-27 (月) 11:14:57} -報告ありがとうございます。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-27 (月) 13:00:16} -localtimeとかは関係ないかと。 -- [[名無しさん]] SIZE(10){2004-12-27 (月) 13:07:37} #comment