* 「ぐいぐい01」のアプリから各OSの通常の実行ファイルを生成する -(by [[K]], 2009.01.07) *** 註 -所詮はOSASK-HB向けなのでまあ暫定的なものです。とりあえず2009.01.07時点で最新のabcdw011での手法を書きました。ちなみに今後もできるだけこの手法のままの予定です。 -なおこの方法はただefg01と.g01ファイルをくっつけているだけなので、サイズもefg01と.g01ファイルの合計程度にしかなりません。あまり使い道があるとは思っていませんが、単一の実行ファイルがお好みなら、これは便利かもしれません(初心者向けにアプリを配布しなければいけない場合とか?)。 *** (1) tolsetと.g01ファイルから.exeを作る場合 -その.g01を実行できるabcdwをダウンロードして用意する。用意というのは、efg01をmakeできる状態にすることで、つまり(たいていは)abcdwディレクトリの中のabcdwディレクトリをtolsetの中に入れる。 -.exe化したい.g01ファイルも用意したabcdwディレクトリに入れる。たとえばhello.g01だとしよう。 -!cons.batをダブルクリックしてコンソールを出し、 >makeexe hello -と入力する。しばらくするとhello.exeができる。めでたしめでたし。 *** (2) gccと.g01ファイルから通常の実行ファイルを作る場合(Linuxなど向け) -この方法はWindowsで.exeを作るのにも使えるが、その場合にはMinGWみたいな普通のgccもインストールしておかなければいけない。 -その.g01を実行できるefg01のソースをダウンロードして用意する。そしてそのソースディレクトリの中へチェンジディレクトリする。 -.exe化したい.g01ファイルもそのディレクトリに入れる。たとえばhello.g01だとしよう。 -さらにefg01とtolsetのbin2ucc.g01(註:abcdw010にバンドル)もそのディレクトリに入れておく。 -以下のように入力して、hello.cを生成させる。 efg01 -noadc bin2ucc.g01 -h hello.g01 hello.c inclg01 -以下のように入力して、helloを生成させる。 gcc -DUSE_INCLUDE_G01 -Os -o hello efg01.c tek.c gasfunc.s hello.c --これがうまく行かない場合もある。そのときは以下のようにする。 gcc -DUSE_INCLUDE_G01 -Os -o hello efg01.c tek.c _gasfunc.s hello.c -そして以下のコマンドで不必要なシンボル情報を除去する。 strip hello -最後に以下のように入力してhelloをUPX圧縮する(そのOS向けのUPXが存在しないのならこの工程は省略)。 upx -9 hello -これで完成。めでたしめでたし。 *** (3) efg01へのオプション指定 -このように.exeなど通常の実行ファイルにしてしまうと、efg01を介しての起動はもうできない。これは通常はあまり問題ないが、たとえばbin2uccを.exe化すると、 -noadc を指定する方法がなくなってしまうということでもある。 -そんなときはこのようにする。 bin2ucc -efg01-noadc -h hello.g01 hello.c inclg01 -この「-efg01-noadc」はefg01の直後の -noadc と同様にアプリからは見えない(隠される)。 *** (4) おまけ:Linux版のefg01を作る方法 -(3)のやり方を少し変更すると、LinuxやBSDやBeOS用のefg01を作れる(と思う)。 gcc -Os -o efg01 efg01.c tek.c gasfunc.s strip efg01 upx -9 efg01 --もし gasfunc.s でダメなときは _gasfunc.s でやる。
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