3: 2009-11-17 (火) 12:06:28 [4] | 現: 2024-01-08 (月) 12:58:49 k-tan[5] [6] | ||
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- | * OSASKにおけるシステムコール(API-CALL) | + | TITLE:x |
+ | * OSASKにおけるシステムコール(API-CALL) [#he34a2b4] | ||
-[[OsaTech]]より | -[[OsaTech]]より | ||
-(by [[K]], 2009.07.17) | -(by [[K]], 2009.07.17) | ||
- | *** (1) | + | *** (1) [#db01b6b9] |
-既存のさまざまなOSは、それぞれにアプリケーションを書くことができて、アプリからOSを呼び出すことができる。ここではその呼び出し方について記述する。 | -既存のさまざまなOSは、それぞれにアプリケーションを書くことができて、アプリからOSを呼び出すことができる。ここではその呼び出し方について記述する。 | ||
-まず代表的な方法を記述しておくと、こんな感じだろうと思われる。 | -まず代表的な方法を記述しておくと、こんな感じだろうと思われる。 | ||
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-ソフトウェアINTは、APIブリッジが構築しにくいだろうということで捨てた。IDTはシステム全体に対して一つだけど、LDTはタスクの数だけある。そうすると、タスクごとに異なる設定にできるのはLDTのほうで、だからLDT上のコールゲートを使うのがいいと考えたのだ。APIブリッジとは、APIのリダイレクトというか、API-CALLを横取りしてエミュレーションするようなものである。このとき、タスクによって横取りするかしないか、もしくは横取り後の処理の仕方をタスクごとに変えたいなど、そういうことをするにはIDT上のベクタを使うわけには行かなかったのである。 | -ソフトウェアINTは、APIブリッジが構築しにくいだろうということで捨てた。IDTはシステム全体に対して一つだけど、LDTはタスクの数だけある。そうすると、タスクごとに異なる設定にできるのはLDTのほうで、だからLDT上のコールゲートを使うのがいいと考えたのだ。APIブリッジとは、APIのリダイレクトというか、API-CALLを横取りしてエミュレーションするようなものである。このとき、タスクによって横取りするかしないか、もしくは横取り後の処理の仕方をタスクごとに変えたいなど、そういうことをするにはIDT上のベクタを使うわけには行かなかったのである。 | ||
-そんなわけで、第一世代OSASKでは、LDT上のコールゲートを呼ぶことがシステムコールだった。 | -そんなわけで、第一世代OSASKでは、LDT上のコールゲートを呼ぶことがシステムコールだった。 | ||
- | *** (2) | + | *** (2) [#h55e5146] |
-第二世代OSASKでは、全く別の観点からどうするかを考えた。第二世代OSASKのアプリケーションは、efg01等によって、ほぼ全てのx86のOS上で実行可能になることを最優先で設計した。さらにefg01はアプリケーションとして記述可能で、ドライバなどの支援は極力あてにしないことにした(そうでないとefg01の移植が困難になる恐れがある)。 | -第二世代OSASKでは、全く別の観点からどうするかを考えた。第二世代OSASKのアプリケーションは、efg01等によって、ほぼ全てのx86のOS上で実行可能になることを最優先で設計した。さらにefg01はアプリケーションとして記述可能で、ドライバなどの支援は極力あてにしないことにした(そうでないとefg01の移植が困難になる恐れがある)。 | ||
-そうすると、win32やLinux上ではセグメンテーションを活用したプログラミングはほとんど期待できないし、ましてLDTなどをアプリケーションが設定できる期待も持てないので、第一世代OSASKのやり方は使えない。IDTの設定もアプリからできるなんて期待できないので、ソフトウェア割り込みもボツ、例外もボツ。・・・こうしてnear-CALLだけが残った。 | -そうすると、win32やLinux上ではセグメンテーションを活用したプログラミングはほとんど期待できないし、ましてLDTなどをアプリケーションが設定できる期待も持てないので、第一世代OSASKのやり方は使えない。IDTの設定もアプリからできるなんて期待できないので、ソフトウェア割り込みもボツ、例外もボツ。・・・こうしてnear-CALLだけが残った。 | ||
-そんなわけで、第二世代OSASKでは、起動時に教えられたアドレスへnear-CALLすることがシステムコールとなっている。 | -そんなわけで、第二世代OSASKでは、起動時に教えられたアドレスへnear-CALLすることがシステムコールとなっている。 | ||
- | * こめんと欄 | + | * こめんと欄 [#t0806dad] |
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