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OT​/0002 のバックアップ差分(No.3) :: OSASK計画

osaskwiki:OT/0002 のバックアップ差分(No.3)

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2: 2004-09-06 (月) 14:50:24 ソース[6] 3: 2009-11-17 (火) 12:06:25 ソース[7]
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*** 2.再発明でしかなかったとき *** 2.再発明でしかなかったとき
-運良く既存のものよりもいいものができたら、それはそれでまったく申し分はないのですが、まあたいていは既存のものよりも劣ったものしかできないでしょう。よくて同じくらいのものでしょう。 -運良く既存のものよりもいいものができたら、それはそれでまったく申し分はないのですが、まあたいていは既存のものよりも劣ったものしかできないでしょう。よくて同じくらいのものでしょう。
--数学で誰かが見つけた解法をあとから見つけてもなんの自慢にならないのと同じで、この場合は誰にも自慢できません(たまにそれを自慢している人がいますが、確かにそれは失笑ものです)。でも自分では改良解が見つけられなかったという証明にはなりますし、それだけ既存の解法がベストである可能性が高まったわけです。そのぶんだけ世間に貢献していると思います。少なくとも、時間の無駄だから既存のものをそのまま使った人よりは貢献しています(もちろんこの人が、車輪の再発明の精神どおりに、その節約した時間で別の何かを発明してくれればそれで大貢献なわけですが)。+-数学で誰かが見つけた解法をあとから見つけてもなんの自慢にならないのと同じで、この場合は誰にも自慢できません(たまにそれを自慢している人がいますが、確かにそれは失笑ものです)。でも自分では改良解が見つけられなかったという証明にはなりますし、それだけ既存の解法がベストである可能性が高まったわけです。そのぶんだけ世間に貢献していると思います。少なくとも、時間の無駄だからと何も考えずに既存のものをそのまま使った人よりは貢献しています(もちろんこの人が、車輪の再発明の精神どおりに、その節約した時間で別の何かを発明してくれればそれで大貢献なわけですが)。
*** 3.無知の利点 *** 3.無知の利点
-無知であることはもちろん一般的には恥ですが、しかし知らないからこそいろいろやってみられるのであって、正攻法を知ってしまえば新しい方法を思いつけなくなるものです。そういう意味で、無知はわずかながらアドバンテージであるともいえます。 -無知であることはもちろん一般的には恥ですが、しかし知らないからこそいろいろやってみられるのであって、正攻法を知ってしまえば新しい方法を思いつけなくなるものです。そういう意味で、無知はわずかながらアドバンテージであるともいえます。
-(それともそんなのは僕だけであって、世の中の人は知っていてもそれに影響を受けることなく斬新な方法を考えられるのだろうか・・・。) -(それともそんなのは僕だけであって、世の中の人は知っていてもそれに影響を受けることなく斬新な方法を考えられるのだろうか・・・。)
--逆によくないのは、まるでパターンで試験問題を解くような、ほとんど何も考えないパターンプログラミングではないでしょうか。もちろんそういうことは知識や経験が豊富だからできるわけですが、こんなことをしていたら、そりゃまあ有益なプログラムをたくさん作ることはできるかもしれませんが、新しいアルゴリズムはなにひとつ生み出せません。それはそれでプログラミング世界の機会損失じゃないかと僕は思います。+-とにかく僕は、まるでパターンで試験問題を解くような、ほとんど何も考えないパターンプログラミングは悪だと思っています。もちろんそういうことは知識や経験が豊富だからできるわけですが、こんなことをしていたら、そりゃまあ有益なプログラムをたくさん作ることはできるかもしれませんが、新しいアルゴリズムはなにひとつ生み出せません。それはそれでプログラミング世界の機会損失じゃないかと僕は思います。
-いや本人が望んで機会損失しているのならそれはそれでいいのですが、他の人がチャレンジしているときに、それに対して車輪の再発明だからやめなよというのは、有害なのではないかなと、僕は思います。 -いや本人が望んで機会損失しているのならそれはそれでいいのですが、他の人がチャレンジしているときに、それに対して車輪の再発明だからやめなよというのは、有害なのではないかなと、僕は思います。
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