3: 2009-12-09 (水) 02:27:42 lina[6] [7] | 現: 2024-01-08 (月) 12:58:57 lina[6] [8] | ||
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- | calc1をコンパイルしようとしてけっつまずいた! | + | g01アプリのコンパイルするには何通りかの方法があるのでそれの解説。 |
- | ちょっといろんなもののコンパイル方をまとめ直したほうがいいような気がしてきたのでメモ的に。 | + | *.c [#p9d4e9d9] |
+ | C言語で書かれた普通のソース。(cpycを例に) | ||
+ | **sjisconv [#qd98d12f] | ||
+ | まず、ソース内のshift-jisの日本語文字を掃除しないといけない。~ | ||
+ | COLOR(blue){Windows環境で作成するとメモ帳等が使われることが少なくない。日本語のコメント等を書くとこれらがCコンパイラに悪影響を与える。} | ||
- | * .ask [#fddd9e9d] | + | >hijk sjisconv.g01 sjis in:cpyc.c out:cpyc.ca |
- | -ASKAで書かれたプログラム。独自のアセンブラである。(文法が独特) | + | |
- | --ASKAのファイルを直接バイナリにはできないようだ | + | |
- | -理由は解らんが、まず、プリプロセッサであるcpp0を使って前処理をするらしい。 | + | この、.caという拡張子は大した意味はない。元のCソースではないよ程度の意味。 |
- | -処理が終わったファイルは.iasになる | + | |
+ | この処理でソース内のshift-jisの文字がみなRaw?に変換されるので安心してCコンパイラにかけられるようになる。 | ||
- | * .ias [#icc31390] | + | COLOR(blue){''※'' 逆に言えば、この処理をするのだから、Cのソースには安心して日本語のコメントを書くことができる} |
- | -.ias化されたファイルはaska.exeによって.3gs形式に変換される | + | |
- | ***予測 [#ab3c473d] | ||
- | COLOR(purple){たしか昔どこかで聞いたような気がする。ASKAはまだGOがない頃に作られているので、出力されるアセンブラがgas(GNU Asennbla)形式になるとかなんとか。} | ||
- | * .3gs [#kf33e115] | + | **28GOcc1.exe [#y47421a5] |
- | -.3gs化されたファイルはnaskcnv0によって.nas形式に変換される | + | Cコンパイラの28GOcc1.exeで.caソースをコンパイルします。 |
- | ***つぶやき [#d5ddf341] | + | >28GOcc1.exe -I../z_tools/guigui01/ -Os -Wall -quiet -o cpyc.gas cpyc.ca |
- | COLOR(purple){んん?ASKAはgas形式の''アセンブラコード''を出力する。naskでコンパイルしたいのでnaskcnv0でnask形式にすると・・・。あれ?じゃ、gas2naskってのはなんなんだ? gas形式をnask形式にするって意味では同じなんじゃないの??? なんで別々なんだろう??} | + | |
- | * .nas [#t478b82a] | + | : -I オプション|インクルードするもの(主にヘッダファイルやライブラリ)がある場所を指定します |
- | -naskのファイルである。 | + | : -O オプション|最適化の形式を指定するオプションです。-Osは、大雑把に言えば、サイズ縮小重視・余計なことをするなという感じかと。他に、-O、-O1、-O2等があります。 |
+ | : -W オプション|コンパイル時のエラーや警告の出し方を指定します。-Wallではかなり詳しく・厳しく警告を表示してくれます | ||
+ | : -quiet オプション|「静かにしろ」的な意味で、途中経過(エラー等とは別)を表示させなくします | ||
+ | : -o オプション|出力ファイルの名前を指定するオプションです。cpyc.caはコンパイルされ、cpyc.gasとして吐き出されます。 | ||
- | -COLOR(red){naskはアセンブラなのでなんでもできちゃう。こっから先がわからないのでちょっと真ん中すっ飛ばして以降はお尻から} | + | 28GOcc1はgccを改造したものです。始祖gccには専用?のアセンブラが付属しており、gasという名前です。そのため28GOcc1はこのgas用のアセンブラコードを出力します。~ |
+ | COLOR(red){この段階で生成されたcpyc.gasをgasでアセンブルできるかどうかは確認していません} | ||
- | *.obj [#h6bcda07] | + | **gas2nask [#g9379d8a] |
- | アセンブラ(だけじゃないかもしれんが)をコンパイル(アセンブルというのが正しい)したもの。 | + | hidetolではNasukaという名前の独自アセンブラを仕様します。~ |
+ | COLOR(blue){Nasukaはご存知の通り、Kタン作成のNASKから派生したものです} | ||
- | * .bim [#g63dffa8] | + | 28GOcc1.exeが出力した.gasファイルはNasukaではアセンブルできないので、これをNASKの形式に変換する必要があります。 |
- | -とにもかくにも.bim形式にする必要がある | + | |
- | うっちゃんが教えてくれた! | + | >hijk ../z_tools/gas2nask -a D:4 -A in:cpyc.gas out:cpyc.nas |
- | 基本、obj等の中間ファイルをひとつにまとめた状態が.bimだということ。なるへろ! | + | COLOR(red){''うぎゃ・・・gas2naskのオプションがわからない・・・''} |
- | * .g01 [#bd1944ec] | ||
- | -.bim形式になったファイルはbim2g01によって.g01形式に変換される。 | ||
- | -これでようやっと.g01になる | ||
- | ---- | + | *Nasuka [#wa44f9ab] |
+ | これまでのコンパイルでcpyc.c(C言語のソース)はアセンブラコードになりました。これをNasukaでアセンブルして、バイナリを得ます。 | ||
- | -確定しているのは.bim。.bimとはなんじゃろう?どうすれば.bimにできるのかを調査しないといけない。 | + | >hijk ../z_tools/Nasuka in:cpyc.nas out:cpyc.obj |
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+ | *obj2bim [#o2097a9c] | ||
+ | アセンブラコードを得たのですからこれでプログラムは完成するはず・・・なのですが、C言語で書いた場合、大抵そうはなっていません。 | ||
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+ | っと言うのは、C言語の場合、自前では持っていない命令をライブラリから呼び出して使うことがほとんどだからですね。 | ||
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+ | ../z_tools/hijk ../z_tools/obj2bim rul:../z_tools/guigui01/guigui01.rul out:cpyc | ||
+ | .bim stack:0 map:cpyc.map \ | ||
+ | rlm:cpyc.rlm ../z_tools/guigui01/g01libc0.lib cpyc.obj \ | ||
+ | ../z_tools/guigui01/g01libc1.lib |
(This host) = http://osask.net