2: 2011-03-08 (火) 10:22:23 k-tan[6] [7] | 現: 2024-01-08 (月) 12:58:54 lina[8] [9] | ||
---|---|---|---|
Line 2: | Line 2: | ||
* 上級者向けのblikeマニュアル(1) [#cd17d333] | * 上級者向けのblikeマニュアル(1) [#cd17d333] | ||
-(by [[K]], 2011.03.08) | -(by [[K]], 2011.03.08) | ||
- | -C言語の文法が分からないという人を対象にはしていません。そういう人は[[blike/intro]]へ。 | + | -このページはC言語の文法が分からないという人を対象にはしていません。そういう人は[[blike/intro]]へ。 |
-ドライバ開発者向けの情報は[[blike/drv]]にあります。 | -ドライバ開発者向けの情報は[[blike/drv]]にあります。 | ||
*** キャラクタ系関数群 [#j298223e] | *** キャラクタ系関数群 [#j298223e] | ||
Line 22: | Line 22: | ||
-[01f以降] color(int c, int b) | -[01f以降] color(int c, int b) | ||
- | --テキスト表示のカラーを指定。cは文字色。bは背景色。それぞれ0~15が有効。-1などの無効な数値を指定すれば無視されるので、color(7, -1);などとすれば文字色だけの変更も可能。何番がどの色なのかは、以下を参照のこと。1~7が高輝度で、8~15が低輝度である。 | + | --テキスト表示のカラーを指定。cは文字色。bは背景色。それぞれ0~15が有効。-1などの無効な数値を指定すれば無視されるので、color(7, -1);などとすれば文字色だけの変更も可能。指定した色が反映されるのは次回のprintfからである。 |
+ | --何番がどの色なのかは、以下を参照のこと。1~7が高輝度で、8~15が低輝度である。 | ||
static int t[] = { | static int t[] = { | ||
0x000000, 0x0000ff, 0x00ff00, 0x00ffff, 0xff0000, 0xff00ff, 0xffff00, 0xffffff, | 0x000000, 0x0000ff, 0x00ff00, 0x00ffff, 0xff0000, 0xff00ff, 0xffff00, 0xffffff, | ||
Line 30: | Line 31: | ||
-[01f以降] cls() | -[01f以降] cls() | ||
--画面全域を背景色で消去する。 | --画面全域を背景色で消去する。 | ||
+ | |||
*** キー入力関数群 [#m653c905] | *** キー入力関数群 [#m653c905] | ||
-[01f以降] int inkey() | -[01f以降] int inkey() | ||
Line 73: | Line 74: | ||
--blikeではウィンドウは一枚しか開けない(というか必要な画面の広さはひとつ)。ただし裏画面を持つことはできる。裏画面については openVWin() を参照。 | --blikeではウィンドウは一枚しか開けない(というか必要な画面の広さはひとつ)。ただし裏画面を持つことはできる。裏画面については openVWin() を参照。 | ||
--ウィンドウシステムをサポートしないOS上では、この命令で画面解像度が変更されるかもしれない。 | --ウィンドウシステムをサポートしないOS上では、この命令で画面解像度が変更されるかもしれない。 | ||
- | --openWin() は最初に一度しか設定できない。二度目以降の実行は無視される。 | + | --openWin() は最初に一度しか設定できない。二度目以降の実行は無視される。sxは160以上でなければいけないし、syは1以上でなければいけない。 |
--openWin() を実行する前に文字表示や描画系の関数を呼ぶと、 openWin(640, 400); が実行される。これがデフォルトの画面サイズである。 | --openWin() を実行する前に文字表示や描画系の関数を呼ぶと、 openWin(640, 400); が実行される。これがデフォルトの画面サイズである。 | ||
--openWin() は、ウィンドウを準備した後に cls() を実行する。しかし flshWin() は実行していないので、必要に応じてフラッシュしなければいけない。 | --openWin() は、ウィンドウを準備した後に cls() を実行する。しかし flshWin() は実行していないので、必要に応じてフラッシュしなければいけない。 | ||
Line 86: | Line 87: | ||
*** 時間制御関数群 [#ef7eb74c] | *** 時間制御関数群 [#ef7eb74c] | ||
-[01f以降] wait(int msec) | -[01f以降] wait(int msec) | ||
+ | --画面全域のフラッシュの後、指定された時間だけ待つ。時間の指定はミリ秒。 | ||
+ | --この待っている間もキー入力などは受け付けていて、それはバッファに貯められている。 | ||
+ | --この関数はフラッシュを伴うので、ウィンドウサイズによっては結構重い関数である。 | ||
+ | --blike初心者向き。 | ||
+ | --wait(-1); とすると無限に待つ。 | ||
-[01f以降] waitNF(int msec) | -[01f以降] waitNF(int msec) | ||
+ | --これはwaitから自動フラッシュ機能を省いたものである。この関数はかなり軽い。しかしwaitをやめてこれにするということは、自分でフラッシュを管理するということであり、その意味でこれはblike初心者向きではない。 | ||
- | -[01f以降] bl_clock() | + | -[01f以降] int bl_clock() |
+ | --アプリが起動してからの経過時間をミリ秒で返す。 |
(This host) = http://osask.net