* 第三世代OSASKに関するメモ群 [#p3809a86] -(by [[K]], 2011.12.30) *** (2) OSASK計画再定義 [#o58ae070] -1995年、PCの世界にWindows95が出て、そして結果的にTOWNS系やPC9801系やX68000系はシェアを落として行き、ついには新機種が開発されなくなってしまった。それらの競争に負けたPCたちは、本当に全力を出し切った上で負けたのだろうか。私にはとてもそうは思えない。本当はもっといろいろなことが出来たはずなのに、私も含めた当時のプログラマの腕が悪かったために、能力を出し切れないまま、競争上の敗者になってしまった。 -私はTOWNSが好きだ。今でも好きだ。しかし自分が今からがんばっていろいろなソフトを作ったとしても、今さらTOWNSが復活するとは思っていない。でも私は1995年に存在したPCたちを意識してソフトウェアを作り続ける。墓標に花をそえているだけかもしれない。しかしそれは私にとって、TOWNSというハードウェアを開発した人々への感謝の表現でもある。 -にもかかわらず、OSASK計画はTOWNS用のソフトウェアを作るというわけではない。それだと本当に動かせるユーザがいなくなってしまう。そうではなくて、TOWNSへ移植可能な、TOWNSでもそこそこ快適に使えるような、そういうレベルのソフトウェアを作っていく。最新のハードウェアにあわせて、MMX、SSE、64bit、マルチコア、メモリ8GB以上、などに迎合し、それらのスペックがなければ本質的に動作しないようなソフトウェアは私は作りたくない(仕事では作るかもしれないけど、趣味のOSASK計画ブランドでは作らないということ)。手抜きで少々メモリを浪費するとかは十分にありうるが、移植の際に気をつければ問題ないレベルにとどめる。・・・もちろん、最新ハードウェアを完全に否定しているわけではなく、それらの機能があればそれはそれで高速に動作する、というものは作るだろう。しかしそれらがなければ動作しないようなものは作らない。 -私が示したいのは、1995年のハードウェアのままでもソフトウェアががんばればこの程度のことはどのPCでも十分にできたんだ、私たちは本当に反省しなければいけない、ということだ。これを今後の当面のOSASK計画の指針とする。 *** (3) hh4 [#yf7e14eb] -hh4はgh4の後継とでもいうべきもので、総ビット16bit形式までは互換性がある。 --参考: [[GUIGUI01/man0004]] -主な違いをまとめると次のようになる。 --20bit形式以降がかなり単純化された。 --パディング用コードが"7"から"F"に変更された。 ---"7"は長bit拡張プリフィクスになった。 --長い総bit長でのエンコード効率が改善された(パディングをあまり使わなくてよくなった)。仕様上の長さの上限もなくなった。 ---16bit : データビットは12bit(gh4も12bit) ---32bit : データビットは24bit(gh4も24bit) ---60bit : データビットは48bit(gh4も48bit) ---64bit : データビットは52bit(gh4は55bit) * ---124bit : データビットは112bit(gh4は?) ---128bit : データビットは116bit(gh4も116bit) ---252bit : データビットは240bit(gh4は212bit) * ---256bit : データビットは244bit(gh4も244bit) ---1024bit : データビットは1008bit ---2048bit : データビットは2032bit ---16Kbit : データビットは16368bit
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