こんにちは、川合です。
いきなりですが、僕が最近何をやっているか書いておけば、それはそ
れで少しはおもしろいだろうと思って、書くことにしました。
もちろん当面はteditc02の開発がメインです。・・・しかし先日、久
しぶりに秋葉原に買い物に出かけました。それで以下のようなものを購
入しました。
・USB接続のコンパクトフラッシュ＆スマートメディア カードリーダ
（もちろんライトもできます） 999円
・32MBのコンパクトフラッシュ 1,599円 x 3枚
・PCMCIA/CF関係の技術資料 2,095円
・USB関係の技術資料 2,095円
（値段は全て消費税を含んでいません・・・ちなみにカードリーダや
コンパクトフラッシュは「あきばお〜1号店」で買いました）
カードリーダですが、まさか千円で買えるとは思いませんでした。安
くなったものです。ちなみにうちはWin95しかないので、このデバイス
がちゃんと動くかどうかチェックはできていません。・・・CFも安くな
りました。秋葉原まで出向けば1,600円で買えるんですねえ。
僕は今までUSB接続デバイスを使う動機はほとんどなかったのですが
、デスクトップパソコンにコンパクトフラッシュを接続するには、USB
が一番安価だと思うので（ノートはPCカードアダプタが一番安価）、今
後は何としてもUSBを勉強しなければいけません。
USBの基本的な制御ができるようになれば、USBマウスやUSBキーボー
ドのサポートもそう遠くはないでしょう。今まで多くの人がOSASKのUSB
サポートを強く要望していましたが、事態は良い方向に進みつつあると
ご理解ください。
今僕を開発に駆り立てているのは、KHBIOSによるCFブートという明確
なイメージです。OSASKはエミュレータOSであり、エミュレータOSの本
質は、互換性の問題をエミュレータで解決するからOS本体は徹底した効
率化ができる、というものでした。KHBIOSはOSASKにとって、エミュレ
ータに次ぐ魅力を提供します。つまり、他のOSを気軽に起動したり、OS
ASKに簡単に戻ってこれるようにすることで、互換性の問題を解決しよ
うというわけです。・・・そのためには、OSが簡単に切りかえられるこ
とと、ブートの高速性が鍵です。だから、KHBIOSしかないということに
なります。
またKHBIOSはOSのインストールを不要にするという面もあります。こ
れは、OSASKが多くのエミュレーションドライバをもって、全く再起動
なしにどんなアプリも実行できる、という夢に比べれば些細ではありま
すが、まあ次善の解決策ではあるでしょう。OSASKの開発はもちろん続
けますが、KHBIOSはそれまでのつなぎとしてはベストだと思います。
僕は最近頻繁にCFを使っていますが、CFの値段とドライブの価格から
考えて、もうFDの時代は終わるでしょう。OSASKが1枚のFDに入るという
メリットは、単に小さいという以上の意味は持たなくなるでしょう。CF
はFDよりも圧倒的に高速で、信頼性が高く、静粛で電気も食わず、コン
パクトでかつFDよりも大容量・・・などなどの多くの特性があり、CFか
らブートができるようになりさえすれば、FDなんて不要です。
KHBIOSができたら、僕はもうメインマシンからFDDを取り外してしま
おうかと思っているほどです。FDDなんて必要なときにUSBで外付けすれ
ば十分です。今後自作機を作るときも、FDDは付けないでしょう。CD-RO
Mも外付けです。こうすると最初にどうやってKHBIOSを入れるのかとい
うことになりますが、それは他のパソコンで32MBのCFにKHBIOSをインス
トールしておいて、そのCFをATAにつないでおくことで実現します。KHB
IOSのバージョンアップは外付けのUSB-CFからできるので問題なしです
。・・・そしてOSASKや他のOSをUSB-CFに入れて、僕は毎日便利に使う
でしょう。
なんかだんだんKHBIOSの話ばかりになってきましたが、それに関連す
ることを少し。
http://osdev-j.sourceforge.jp/
このページはOSを作ろうという人やそれを応援しようという人が集ま
って、あれこれ情報をまとめたページです。ここのTOWNSの紹介ページ
やTOWNSのメモリカードスロットについて書いたのは僕です。関心があ
れば一度見てみてください。
それでは。
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川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/