[OSASK 6450] Re: 簡単なインストール

  こんばんは、川合です。


FORM-Akkie さんは 2003/09/13 20:22:35 の「[OSASK 6448] FORM: 簡
単なインストール」で書きました:

> ディスクイメージにはFATが (inodeでもいいけど) 入って
>いる分、lzhなどの書庫より大きくなります。FATは圧縮効率の
>よいデータではありませんし、ファイルが断片化していない場合
>無駄なデータです。
> 最低限のシステムの入ったディスクイメージ (FATに0が多く、
>圧縮率がよい) をインストールして、残りのファイルは普通に
>コピーする、というのが一番簡単なインストールだと思うのです
>が (アップデートも、新しいファイルだけ上書きすれば済みます)。
> そういう意味で、ipl4ffを使うとインストールは簡単になり、
>配布ファイルも縮みます。手前味噌(^^;

  ええと、この方法が使えるのは、そのファイルシステムを理解できる
場合に限られます。つまり、pcctolのようなインストーラが、コピーを
処理するだけの能力を有していなければいけません(それはSF16でサイ
ズ可変を実現することよりもはるかに手間のかかることです)。また、
OSローダ側もOSのコードのある場所を決め打ちできなくなります。イン
ストールに必要なファイルが複数あるのも、僕には不安材料です。

  僕は開発中にipl4ffのようなものが非常に便利だとは思いますが、リ
リース時はよくないと思っています。ipl4ff方式は、どちらかというと
各OSが専用のインストーラを用意する方向性で、僕はFDのように単一の
ディスクイメージが汎用のディスクイメージツールのようなものでイン
ストールされる方向性を推進しています。

  ipl4ffを使うのは一向に問題ないので、ipl4ffで起動するようになっ
たイメージを吸い出して、そのイメージを配布するのがいいと思います
。

  ただし、I.Tak.さんの指摘の通り、FAT用の配布時のサイズなどを考
えるならI.Tak.さんの方法が一番いいと思います。圧縮効率については
OSASKネイティブフォーマットではFATを持たないので、イメージ式でも
問題ありません。つまり、FAT方式という一ファイルシステムの固有の
問題に過ぎず、僕はあまり気にしていないということもあります。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/

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