こんばんは、川合です。 shibai1aを作ったのでMLリリースします。 shibai1aというのは、超簡易プレゼンテーションツールshibai0aの後 継で、PICTURE0.BINとスクリプトファイルによって挙動をある程度記述 できるようになったのが、特徴です。 http://k.hideyosi.com/shibai1a.lzh (11.2KB) 本当はこれもsar形式でリリースしたかったのですが、まだ更新時刻 やファイル属性をサポートしていないので、とりあえずlzhにしてあり ます。これに関するsartolのバージョンアップも予定していますが、 もうしばらく待ってください。 shibai1aについての詳しいことはアーカイブ内のドキュメントを参照 してください。 shibai1aに適当なサンプルデータをバンドルしようかとも考えたので すが、サンプルデータを準備するヒマがありませんでした。 shibai1aをこの時期に急きょ作ったのには理由がありまして、それは 僕が9/2にプレゼンテーションをしなければいけないからです。で、 shibai0aは使いにくいと(というか16色BMPでパレット固定はあんまり だった)前から思っていたので、直したわけです。PICTURE0.BIN利用型 にしたおかげでJPEGも利用できます。 それで今回、OSASKのアーカイブ機能についても実験してみました。 つまりアプリケーションにデータファイルをバンドルするだけじゃなく て、中心となるデータファイルに関連するデータファイルのバンドルが できるかどうかについてです。 結論からいうと問題なくできました。つまり、shibai1a用のスクリプ トファイルに、各ページで使用する画像ファイルをバンドルしたらうま くいったということです。プレゼンテーションが1ファイルでできるっ ていうのはなかなかかっこいいです。いままでファイルがたくさんあっ て散らかしていましたから、特にそう感じました。 しかしOSASK ver.4.6では、sartol0fで生成されるアーカイブをうま く認識できないということも発見しました。これはsartol0fでちょっと 高度な機能を使ったせいで、OSASK ver.4.6の手抜きルーチンではカバ ーできなくなっただけです。で、それをちょちょっと直しました。 twicth3aとtwitch3tです。98版は多分OSASK ver.4.7のリリースまで待 ってもらっても問題ないだろうと思って準備していません。ベータリ リースしてあります。 その他にもsarアーカイブが大きくなりすぎてうまく扱えなくなる問 題が発生しましたが、その解決についてはshibai1aのドキュメントを 参照してください。 ということで僕はこれからしばらくプレゼンテーションの準備に励 むことにします。 --- win32アプリで見られるリソース埋め込みはEXEファイルくらいにしか 使えないものですが、OSASKのファイルバンドル機能は今回のようにデ ータファイル同士でも利用できるものです。今回これがつくづく便利だ と思いました。 しかしよくよく考えてみると、何もアーカイブである必然はなくて、 たとえばディレクトリでも問題ないような気もします。ディレクトリの 場合、ディレクトリ内のどれが主ファイルであるかという情報があって しかもディレクトリを実行したらディレクトリが開くのではなく主ファ イルを実行するという仕組みさえ持っていれば、同じなのではないかと 思いました(もちろん前提としては、ディレクトリを1つのかたまりと して簡単に扱えて、アイコンもうまく主ファイルのものを反映できて、 その上、右クリックなどを併用すれば、主ファイル実行以外にも普通に 開くなどの操作ができることが必要ですが)。 それでもなんか僕は1ファイルにまとめられる今の仕組みのほうが便 利そうな気がするのですが、なんでそう思うのか自分でもよく分かりま せん。ディレクトリのほうが、個々の構成ファイルをいじりたい場合な んかは有利ですし、1ファイルにまとまっている利点ってそうないよう な気がするんですが・・・。 ダウンロードやアップロードがやりやすい/やりにくいっていうのは 単にwebブラウザやftpツールがディレクトリアップロードやディレクト リダウンロードに対応すればいいということなんでしょうか。というか なんでtarやLHA、ZIP書庫のようにアーカイブ機能は必要とされるんで しょうか。実はディレクトリでも(サポートさえしっかりすれば)十分 ということなのでしょうか。 ああもしかして、クラスタサイズの問題?・・・まあそれは単にファ イルシステム上の性能に関する弱点をアプリで補っているだけというこ とでしかないので、とりあえずパス。 だれか、ディレクトリよりも1ファイルにまとまっているほうが便利 な気がする理由を思いついたら教えてください。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! osask.jp Homepage http://osask.jp/