圧縮しないのは非常識か? [5]
- 一応サルベージの件についても自明だけどコメントしておこうかな。まず一つの目の論点として、あなたはサルベージしたことがありますか、ということです。僕はあります。ありますが、人生にそう何度もあることではありません。だからあまり一般的とはいえないと思いました(でもいざ必要になると非常に大変でもあるので、これはちょっと弱い論点でもあります)。次に、圧縮されているファイルはどこからかダウンロードしてきたものが主でしょう。そうであれば、失ってもまたダウンロードしてくれば済みます。ここでは配布時の問題しか論じてないので、自分で作ったアプリやデータをどうやって自分で持っておくかはまったくの自由です。最後に、サルベージするときに少しでも楽をしたいというのはもっともですが、それよりはサルベージという最終手段をできるだけ不用にするほうがもっと重要だと思います。つまりバックアップを取るとかファイルシステムを多重化しておくとかそういうことです。どちらに対しても個々のファイルが小さいのは非常に有利になります。以上です。 -- K[2] 2004-06-01 (火) 12:58:57
- ちなみにサルベージできないことがかえってメリットになる局面もあります。どこからデータが始まっているのが分からないようになってさえいれば、もはや圧縮データというものはランダムデータ列にしか見えないでしょう。もしファイルの完全消去をもくろむのなら、簡単に処理できるわけです(最初の512バイトくらいをランダムデータでつぶせば、もはや復元はあまりに困難)。もちろん間違えて消したらどうするんだということがありますが、それはたとえば「ごみ箱」制などを導入してシェルレベルで対処するべきレベルの問題でしょう(この件は他にもいろいろアイデアはありますが、話を分散させたくないので今は紹介しません)。 -- K[2] 2004-06-01 (火) 13:16:05
- またデバイスのエラーなどに対する対策としては[OSASK 6951]にも書いたように、ECCなどをつけて多少のビット化けなら自力修復する方向で考えておりました。何しろ圧縮データでは1bitの価値が無圧縮とは比べ物になりませんから、あえてこういう機能がほしくなることもあるかもしれないと思ったのです。 -- K[2] 2004-06-01 (火) 13:20:58
- 名無しさんの「なにがなんでも非常識だと言いたい為に反論されていたんじゃないんですか?」はあんまりだと思ったので少しコメントです。名無しさんは、メディアが大容量化すれば、ファイルの圧縮などしなくて済むだろう。と大雑把に解釈すると言っているように見えます。対して、ファイルを圧縮するとソフトウェア的にメディアの容量を増やした効果があります。今後もハードウェア的に記録メディアの容量を増加する努力は続けられるでしょう。それに加えて、OSASKではソフトウェア的な努力を惜しまない方針(だと私は理解しています)なので、ファイル圧縮を採用するでしょう。そうすれば、ソフトウェア的に記録メディアの容量を増量したのと同じ効果があります。つまり、Kさんは、圧縮をすることで、ソフトウェア的な努力により、さらに記録メディアの容量増加に対して(増加しなくてもですが)、より良い効果が得られると言っているのだと思います。ですから、「なにがなんでも非常識だと言いたい為」というのはあんまりだと思いました。 -- Gaku 2004-06-01 (火) 23:49:08
- ちなみに、配布を行うときにファイルの圧縮をするのは面倒だと思う人は居るかもしれません。その場合は非圧縮で配布しても構わないと思います。(圧縮するかしないかは個人の自由だと思います。) しかし、OSASK的な推奨では、ファイル圧縮に適した状況では圧縮してください。ということだと理解しました。 -- Gaku 2004-06-01 (火) 23:52:55
- 追記。ファイル圧縮の展開速度が十分に速ければ、圧縮したファイルの読み込み時間(圧縮ファイルの読み込み時間+展開時間)が、圧縮していないファイルの読み込み時間に勝つことはありえる(ハズ)ので、メディアからファイルを読み込む速度についてもソフトウェア的な努力で改善できるでしょう。どのくらい改善できるかはわかりませんが、OSASKではそのような改善も惜しまないと私は理解しました。 -- Gaku 2004-06-02 (水) 00:05:34
- 私がわからないと言ってるのは、何度も言ってる様に圧縮のメリットとかそういうものじゃないんです。非常識ってどんな場合なのかということです。仮にメリットが全くないとしても非常識かどうかは全く別の次元の話なんですよ。ただそれもあんまりですし、メリットを挙げれば認めようという話だったので言っていた訳ですが、結局圧縮主義派への未知の突っ込み回避の為に利用しようとしていただけでそんな気はさらさらないのなら、非圧縮主義派としては最初から誘いに乗るべきではなかったことになりますよね。正直、個人的には「特別」な場合に使いたいだけなのでどちらでもないわけです(ただ自分が使う環境を特別と言って低い方に合わせて制限する様なのはOSASK的に好ましい状況なのかは気になる所で、FD環境の方に大容量エミュレータ(つまりは圧縮)入れて何とかするというスタンスの方が似合うと思っている。ただ今はエミュレータの前の段階なので)。しかし、だからといって無圧縮が非常識と言うという事は、「圧縮展開は遅いもの」なんていうK氏が打ち消したい「常識」に基づいて圧縮を非常識と言ってしまう事よりも不可解な訳です。なんでそこがわかってもらえないのかなという気がします。わかっていて言っているという事なら「あんまり期待していない」状況になってまで言い続ける必要はないわけですし。 -- 名無しさん[7] 2004-06-02 (水) 00:32:01
- Gakuさん、「OSASKではソフトウェア的な努力を惜しまない方針」という観点からの説明をありがとうございます。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 00:38:00
- そうですね、誘いに乗るべきではなかったですね、自説を繰り広げることだけが目的なら。僕は主に技術的な問題の有無を知りたいのであって、容量や帯域が増えたら無駄づかいしてもいいんだという名無しさんの価値観はどうでもいいのです(そんなものをOSASKの常識にしようとするのは勘弁ですが)。一応いっておくと、世間の一般の風潮の一部に名無しさんみたいな人がいることは知っています。そういうところでは名無しさんの考え方は常識的だといえるでしょう。しかしここではそれは非常識なのです。そしてそれはFDのリミットに起因するのではなく(いや最初はリミット起因だったかもしれないですが)、リミットがなくなってもそのまま引き継がれるものなのです。これはもちろん僕が勝手に言っていることではありますが、OSASKコミュニティの大半(名無しさんがいなければほぼ全員と書きたいところでしたが)も追認していることなのです、たぶん。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 00:45:03
- ええ!「非常識」の意味もわからないまま噛み付いていたんですか?いまさらな気がしますが、常識・非常識というのは、その文化を構成している大多数のメンバーの暗黙の合意のことだと僕は理解しています。つまり名無しさんが何かいい例を挙げて主張すれば、もちろん僕もなるほどと思うでしょうし、他の人もそう思うでしょう。そうなれば「圧縮が常によいわけではない」というのがOSASK界の常識として更新されるわけです。それだけのことですよ。今のようにみんなが無圧縮での配布にはメリットないなあ、デメリットあるなあという認識を共有している状態では、非常識だと認識されるでしょう。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 00:57:20
- ちなみにメリットの有無と非常識との間には何も関係がないとのことですが、それはあまり賢くない文化での場合であって(いわゆる迷信)、このコミュニティにそれを当てはめようとするのは、ひどい侮辱だと思うんですが・・・。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 01:05:31
- まあ一回くらいは名無しさんの土俵で説明してあげようかな。要するに名無しさんがいいたいのは、「なんでもOKで好きにしなさい」ということこそOSASK的であって、「圧縮しないやつは非常識だ」みたいなことをいうのは有害じゃないか、ということなんです。無駄遣いする行為も認めてやれよ、とそういうことです。・・・で、これに対する僕の返答ですが、要するに名無しさんは勝手に「OSASK」を定義してその定義を僕に押し付けようとしているだけなのです。これは僕の推測ですが、この名無しさんは「OSASK名称問題」の末期に時間を浪費させてくれたあの名無しさんです。もしかしたら違うかもしれませんが、かりそうだとしてもかなり思想的には似たような人でしょう。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 01:16:50
- どれをOSASKと呼ぶかが完全に僕の権利である以上、結果的にOSASKとは何であるかを独占的に決められるのももちろん僕です。そもそもOSASKは僕が使うために作られているのであって、その上で僕と同じものがほしい人にはぜひ使っていただく、というものです。だから僕は僕のほしいものをOSASK的であるとするのであって、僕がやりたくないこと、できればやってほしくないと思うことは非常識認定するわけです。もちろん、この権利を乱発して明らかに有意義なことを非常識認定すれば、僕は人望を大きく失い、OSASKコミュニティは分裂するでしょう。しかし「なんでもあり」でまったくコントロールをしなければ、各自はバラバラの方向に進み、僕の望みのものができるのに多大な時間がかかるでしょう。だから僕は「OSASK」を自由に定義できる立場のものとして、やるべきことをやっているに過ぎません。そして名無しさんがこれに抵抗するには無圧縮もいいなと思わせる場合を指摘するしかないのです。その他のいかなる試みもうまくはいかないでしょう。だから余計なことをぐだぐだ書かずに、そういう例を見つけて、きれいに説明すればそれでいいのです。それができないなら、さっさとあきらめるほうがいいです。むしろこの際エミュレータOS「ななしー」開発プロジェクトを立ち上げるほうが根本的な解決かもしれませんがね。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 01:28:36
- なお勘違いしないでほしいですが、僕は他人がOSASKをどういう風に使うかまでは強制しません。帯域や容量を浪費するために使いたい人はそれも結構です。ただそれで僕からの推奨がもらえるとは思わないでください。むしろ見つかったら、僕から「あーあ、僕たちが苦労してあけた容量をそうやって浪費しているのね・・・しくしく」くらいの泣き言は言われるかもしれません(笑)。でもせいぜいその程度です。そのせいで僕が使える容量が減らない限り、ヤメロとかはいわれません(だから僕がディスクを誰かと共有するようになったらその人にはいいますよ)。もちろん公共の場で堂々とやると、リリースするなら圧縮くらいしとけよーの大合唱を浴びるかもしれない危険はありますがね。非常識とはそういうものです。 -- K[2] 2004-06-02 (水) 01:37:30
Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00 (JST) (319d) by k-tan
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