5: 2009-11-17 (火) 12:08:14 [6] | 現: 2024-01-08 (月) 12:58:56 k-tan[7] [8] | ||
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- | * ASKAでOSASKアプリを作ってみよう、のページ | + | TITLE:x |
+ | * ASKAでOSASKアプリを作ってみよう、のページ [#s3c5247c] | ||
-(by [[K]], 2004.12.12) | -(by [[K]], 2004.12.12) | ||
-前半はnask編とほとんど同じです。 | -前半はnask編とほとんど同じです。 | ||
--nask編はこちら → [[guide/nask]] | --nask編はこちら → [[guide/nask]] | ||
- | *** まずは開発環境の入手 | + | *** まずは開発環境の入手 [#z9fc93ec] |
-この記述は数ヶ月以内に更新されそうですが、とりあえず現状重視で。 | -この記述は数ヶ月以内に更新されそうですが、とりあえず現状重視で。 | ||
-[[downloads/dev]]のページへ行って、''最新版''のところの、「tolset08」というやつをダウンロードしてください(lzhでもsarでもどっちでもOK)。 | -[[downloads/dev]]のページへ行って、''最新版''のところの、「tolset08」というやつをダウンロードしてください(lzhでもsarでもどっちでもOK)。 | ||
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-これをどこでもいいですので、適当なところに解凍します。 | -これをどこでもいいですので、適当なところに解凍します。 | ||
- | *** プロジェクト作成 | + | *** プロジェクト作成 [#acd950ca] |
-次に、新規にアプリを作りますので、z_new_oというディレクトリを探してください。これをコピーして、同じディレクトリにペーストします。すると、「コピー ~ z_new_o」とかいう名前のフォルダができます。これを「askahelo」にリネームしてください。 | -次に、新規にアプリを作りますので、z_new_oというディレクトリを探してください。これをコピーして、同じディレクトリにペーストします。すると、「コピー ~ z_new_o」とかいう名前のフォルダができます。これを「askahelo」にリネームしてください。 | ||
--もちろん他の好きな名前でもいいですよ。 | --もちろん他の好きな名前でもいいですよ。 | ||
Line 18: | Line 19: | ||
-最後にnaskheloの中で 右クリック→新規作成→テキストドキュメント とやって、新規テキストドキュメントを作ります。そしてこれを、「askahelo.ask」に改名します。拡張子を変更するとどうたらこーたらとかいいますが、無視してOKしてください。 | -最後にnaskheloの中で 右クリック→新規作成→テキストドキュメント とやって、新規テキストドキュメントを作ります。そしてこれを、「askahelo.ask」に改名します。拡張子を変更するとどうたらこーたらとかいいますが、無視してOKしてください。 | ||
- | *** ソース作成 | + | *** ソース作成 [#y71691d0] |
-さて、それではaskahelo.askを開いて、以下のソースをがしがしと入力してください。 | -さて、それではaskahelo.askを開いて、以下のソースをがしがしと入力してください。 | ||
--asmout文の中以外では、大文字小文字の区別があるので注意してください。 | --asmout文の中以外では、大文字小文字の区別があるので注意してください。 | ||
segment CODE(USE32, PARA); /* おまじない */ | segment CODE(USE32, PARA); /* おまじない */ | ||
default(code == CODE); /* おまじない */ | default(code == CODE); /* おまじない */ | ||
+ | |||
asmout("[FILE 'askahelo.ask']"); /* nask編参照 */ | asmout("[FILE 'askahelo.ask']"); /* nask編参照 */ | ||
asmout("GLOBAL _OsaskMain"); | asmout("GLOBAL _OsaskMain"); | ||
+ | |||
/* 最初の[SECTION .text]は省略可能なので省略 */ | /* 最初の[SECTION .text]は省略可能なので省略 */ | ||
+ | |||
void _OsaskMain() | void _OsaskMain() | ||
{ | { | ||
asmout("MOV EBX,data.func_init"); /* ASKAはラベルへのgoto以外はうまくできないので、やむなくasmout。 */ | asmout("MOV EBX,data.func_init"); /* ASKAはラベルへのgoto以外はうまくできないので、やむなくasmout。 */ | ||
CALL(0xc7, 0); | CALL(0xc7, 0); | ||
+ | |||
asmout("MOV EBX,data.func_openwin"); CALL(0xc7, 0); | asmout("MOV EBX,data.func_openwin"); CALL(0xc7, 0); | ||
asmout("MOV EBX,data.func_titlebox"); CALL(0xc7, 0); | asmout("MOV EBX,data.func_titlebox"); CALL(0xc7, 0); | ||
Line 40: | Line 41: | ||
/* 永久スリープなので帰ってこない */ | /* 永久スリープなので帰ってこない */ | ||
} | } | ||
+ | |||
asmout("[SECTION .data]"); | asmout("[SECTION .data]"); | ||
+ | |||
void data() | void data() | ||
{ | { | ||
Line 49: | Line 50: | ||
asmout("DD 0x0004, data.work, 0x0000"); | asmout("DD 0x0004, data.work, 0x0000"); | ||
/* ファンクション番号0x04(API初期化), ワークエリアのポインタ, 終了ファンクション番号0x00 */ | /* ファンクション番号0x04(API初期化), ワークエリアのポインタ, 終了ファンクション番号0x00 */ | ||
+ | |||
func_openwin: | func_openwin: | ||
asmout("DD 0x0020, data.window, 0x0200, 18 * 8, 3 * 16, 0x0000"); | asmout("DD 0x0020, data.window, 0x0200, 18 * 8, 3 * 16, 0x0000"); | ||
/* ファンクション番号0x20(ウィンドウオープン), window構造体のポインタ, スロット番号0x200, | /* ファンクション番号0x20(ウィンドウオープン), window構造体のポインタ, スロット番号0x200, | ||
xサイズ(ドット単位), yサイズ(ドット単位), 終了ファンクション番号0x00 */ | xサイズ(ドット単位), yサイズ(ドット単位), 終了ファンクション番号0x00 */ | ||
+ | |||
func_titlebox: | func_titlebox: | ||
asmout("DD 0x0028, 0x1000, data.wintitle, 0, 8, 1, 0, 0, data.window, 0x00c0, 0, 0x0000"); | asmout("DD 0x0028, 0x1000, data.wintitle, 0, 8, 1, 0, 0, data.window, 0x00c0, 0, 0x0000"); | ||
Line 61: | Line 62: | ||
表示x位置0, 表示y位置0, window構造体のポインタ, 標準キャラクタセット使用(0x00c0), | 表示x位置0, 表示y位置0, window構造体のポインタ, 標準キャラクタセット使用(0x00c0), | ||
空白キャラクタ0, 終了ファンクション番号0x00 */ | 空白キャラクタ0, 終了ファンクション番号0x00 */ | ||
+ | |||
func_settitle: | func_settitle: | ||
asmout("DD 0x0040, 0x1000, 0, 0, data.wintitle, 0, 0, 0, 8, 'askahelo', 0x0000"); | asmout("DD 0x0040, 0x1000, 0, 0, data.wintitle, 0, 0, 0, 8, 'askahelo', 0x0000"); | ||
Line 67: | Line 68: | ||
表示x位置0, 表示y位置0, textbox構造体のポインタ, 文字色0, 背景色0, キャラクタコードオフセット0, | 表示x位置0, 表示y位置0, textbox構造体のポインタ, 文字色0, 背景色0, キャラクタコードオフセット0, | ||
文字数8, 文字列"naskhelo", 終了ファンクション番号0x00 */ | 文字数8, 文字列"naskhelo", 終了ファンクション番号0x00 */ | ||
+ | |||
func_sleep: | func_sleep: | ||
DD(0x0018, 0x0001, 0, 0, 0x0000); | DD(0x0018, 0x0001, 0, 0, 0x0000); | ||
/* ファンクション番号0x0018(シグナル関係の処理), オプション1(スリープ), パラメータ0, | /* ファンクション番号0x0018(シグナル関係の処理), オプション1(スリープ), パラメータ0, | ||
パラメータ0, 終了ファンクション番号0x00 */ | パラメータ0, 終了ファンクション番号0x00 */ | ||
+ | |||
ALIGNB(16); /* align8で十分だった気がするけど、なんとなく気分で */ | ALIGNB(16); /* align8で十分だった気がするけど、なんとなく気分で */ | ||
work: | work: | ||
Line 82: | Line 83: | ||
RESB(64); /* 8文字分 (8 * 1 * 8) */ | RESB(64); /* 8文字分 (8 * 1 * 8) */ | ||
} | } | ||
+ | |||
- | + | *** どうやってアセンブルするの? [#v2c5e547] | |
- | *** どうやってアセンブルするの? | + | |
-まず、コンソールを開きます。開き方は使っているOSによって違います。 | -まず、コンソールを開きます。開き方は使っているOSによって違います。 | ||
--Win2000, WinXPなどのNT系: !cons_nt.batをダブルクリック | --Win2000, WinXPなどのNT系: !cons_nt.batをダブルクリック | ||
Line 95: | Line 96: | ||
--nask版よりも1バイト小さいのは、ウィンドウタイトルの違いのせいです。ウィンドウタイトルを同じにすると、1バイトも違いません(サイズだけではなく、内容も)。 | --nask版よりも1バイト小さいのは、ウィンドウタイトルの違いのせいです。ウィンドウタイトルを同じにすると、1バイトも違いません(サイズだけではなく、内容も)。 | ||
- | *** どうやってテスト実行するの? | + | *** どうやってテスト実行するの? [#f739fe04] |
-同じくコンソールから、make runとだけうってEnterを押してください。 | -同じくコンソールから、make runとだけうってEnterを押してください。 | ||
-しばらく待っていると、勝手にOSASKがエミュレータ環境で起動します。 | -しばらく待っていると、勝手にOSASKがエミュレータ環境で起動します。 | ||
Line 101: | Line 102: | ||
-うまくいけばウィンドウが表示されます。 | -うまくいけばウィンドウが表示されます。 | ||
- | *** ほかのアセンブラになれている人へ | + | *** ほかのアセンブラになれている人へ [#mef0ee17] |
-ASKAはあまりおすすめできない''アセンブラ''です。読むのはそんなに大変ではないのですが、書くのはえらく骨が折れます。また、将来ASKAの文法はマシになるような気がするので、わざわざ今の癖の強い書き方を覚えることもないでしょう。 | -ASKAはあまりおすすめできない''アセンブラ''です。読むのはそんなに大変ではないのですが、書くのはえらく骨が折れます。また、将来ASKAの文法はマシになるような気がするので、わざわざ今の癖の強い書き方を覚えることもないでしょう。 | ||
-asmout文の中はnaskの文法で書きます。不明なところは[[guide/nask]]を見てください。 | -asmout文の中はnaskの文法で書きます。不明なところは[[guide/nask]]を見てください。 | ||
Line 111: | Line 112: | ||
-ASKAでは、 #define とか #include が使えます。 #if も #else も #endif もつかえます(というかCのプリプロセッサをそのまま使っています)。 | -ASKAでは、 #define とか #include が使えます。 #if も #else も #endif もつかえます(というかCのプリプロセッサをそのまま使っています)。 | ||
- | *** ほかのOSのAPIになれている人へ | + | *** ほかのOSのAPIになれている人へ [#v3292595] |
-OSASKではAPI呼び出しはメモリを経由したポインタ渡しです。メモリにファンクション番号とパラメータを並べて、その先頭アドレスをEBXにいれて、CALL 0xc7:0をするだけです。正常終了する限りにおいて、EBX以外のレジスタは保存されます(ファンクション0x04を除く)。フラグは保存されません。 | -OSASKではAPI呼び出しはメモリを経由したポインタ渡しです。メモリにファンクション番号とパラメータを並べて、その先頭アドレスをEBXにいれて、CALL 0xc7:0をするだけです。正常終了する限りにおいて、EBX以外のレジスタは保存されます(ファンクション0x04を除く)。フラグは保存されません。 | ||
-毎回.dataセクションにパラメータをだらだら書かないといけないのか、という誤解をする人がいますが、そんなことはありません。スタック渡しっぽいことも簡単にできます。たとえばfunc_initの呼び出しは、以下のようにやってもいいのです。 | -毎回.dataセクションにパラメータをだらだら書かないといけないのか、という誤解をする人がいますが、そんなことはありません。スタック渡しっぽいことも簡単にできます。たとえばfunc_initの呼び出しは、以下のようにやってもいいのです。 | ||
Line 123: | Line 124: | ||
--ということが面倒極まりないので、普通は全部のデータを.dataセクションにおきます。リードオンリーのデータも.dataセクションに置いちゃいます。そうすればややこしいセグメントに悩まされずに済みますからね。 | --ということが面倒極まりないので、普通は全部のデータを.dataセクションにおきます。リードオンリーのデータも.dataセクションに置いちゃいます。そうすればややこしいセグメントに悩まされずに済みますからね。 | ||
- | *** 雑な説明 | + | *** 雑な説明 [#h76e09bb] |
-結局のところ、これはAPI呼び出しCALLを5回やって、5つのAPIを実行しているだけです。 | -結局のところ、これはAPI呼び出しCALLを5回やって、5つのAPIを実行しているだけです。 | ||
-OSASKのAPIでは、必ず最後に終了ファンクション0x0000があります。これを書かないと、その次も通常ファンクションだとみなされます。逆にこの例の場合、5つのファンクションをつなげることもできるわけです。そうすればCALLは1回で済みます。 | -OSASKのAPIでは、必ず最後に終了ファンクション0x0000があります。これを書かないと、その次も通常ファンクションだとみなされます。逆にこの例の場合、5つのファンクションをつなげることもできるわけです。そうすればCALLは1回で済みます。 | ||
Line 137: | Line 138: | ||
-それぞれについてパラメータの意味などは上記の説明を参考にしてください。 | -それぞれについてパラメータの意味などは上記の説明を参考にしてください。 | ||
- | *** もっと詳しく説明してくれー | + | *** もっと詳しく説明してくれー [#fa4206ce] |
-そのうちやるかもしれません。このページは長くなったので別のページで。 | -そのうちやるかもしれません。このページは長くなったので別のページで。 | ||
-ほかのAPIとかも。 | -ほかのAPIとかも。 | ||
Line 146: | Line 147: | ||
--[[GUIGUI00_man]] | --[[GUIGUI00_man]] | ||
- | * こめんと欄 | + | * こめんと欄 [#lcf78b69] |
-ASKAによるプログラミングはおすすめしがたいところがあるので、このページはネタです。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-12 (日) 20:07:06} | -ASKAによるプログラミングはおすすめしがたいところがあるので、このページはネタです。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-12 (日) 20:07:06} | ||
-定数計算まわりのじゃじゃ馬なところが改善されて、naskレベルのラベルをthroughしてくれる機能があれば、結構おすすめできるんですけどねえ・・・。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-12 (日) 20:09:04} | -定数計算まわりのじゃじゃ馬なところが改善されて、naskレベルのラベルをthroughしてくれる機能があれば、結構おすすめできるんですけどねえ・・・。 -- [[K]] SIZE(10){2004-12-12 (日) 20:09:04} | ||
-tolset08にあわせて説明を修正。 -- [[K]] SIZE(10){2005-01-28 (金) 22:58:09} | -tolset08にあわせて説明を修正。 -- [[K]] SIZE(10){2005-01-28 (金) 22:58:09} | ||
+ | //- eHRLAf <a href="http://vkeemeshseko.com/">vkeemeshseko</a>, [url=http://octxdasuwgsx.com/]octxdasuwgsx[/url], [link=http://izntuxgfzozm.com/]izntuxgfzozm[/link], http://fiwsutgbrytr.com/ -- ''ifearxbbu'' &new{2012-03-29 (木) 03:43:31}; | ||
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