ページへ戻る

− Links

 印刷 

mitou のバックアップ差分(No.4) :: OSASK計画

osaskwiki:mitou のバックアップ差分(No.4)

« Prev[4]  Next »[5]
3: 2009-02-22 (日) 11:40:03 ソース[6] 4: 2009-02-22 (日) 11:40:03 ソース[7]
Line 10: Line 10:
-Q:未踏と未踏ユースの違いはなんですか? -Q:未踏と未踏ユースの違いはなんですか?
--A:未踏ユースには予算上限300万円というのがあります。未踏はそれよりも大きな金額の予算であっても必要なら認められます。ユースというのは、ハイレベルな提案の多い普通の未踏にいきなり挑戦するのは若い人があまりにかわいそうだということで、未踏の予備校みたいな感じで創設されたものです。年齢制限がありますが、大きなプロジェクトはみんなユースではないほうへ行くので、競争のレベルが下がり、同じ内容でも採択されやすい傾向があると思います。 --A:未踏ユースには予算上限300万円というのがあります。未踏はそれよりも大きな金額の予算であっても必要なら認められます。ユースというのは、ハイレベルな提案の多い普通の未踏にいきなり挑戦するのは若い人があまりにかわいそうだということで、未踏の予備校みたいな感じで創設されたものです。年齢制限がありますが、大きなプロジェクトはみんなユースではないほうへ行くので、競争のレベルが下がり、同じ内容でも採択されやすい傾向があると思います。
---A:なお、一度でもユースではない普通の未踏に採択されると、既に十分な実力があると見なされて、ユースに応募する資格を失います。また、ユースで一度でも採択された人は、やはりもう一度ユースに応募することはできません。次はユースではない方に挑戦してください、というIPAの意志です。+--A:なお、一度でもユースではない普通の未踏に採択されると、既に十分な実力があると見なされて、ユースに応募する資格を失います。また、ユースで一度でも採択された人は、もう二度とユースに応募することはできません。次はユースではない方に挑戦してください、というIPAの意志です。
*** (2) *** (2)
-Q:どんなふうにこの制度を利用したらいいですか? -Q:どんなふうにこの制度を利用したらいいですか?
Line 16: Line 16:
--A:どんなソフトウェアを作るつもりにせよ、それは採択されてもされなくてもどちらにしろ作りたいからあなたは作るのです。それなのに採択されれば、好きなソフトを開発しているだけなのに、おまけでなんと(結構高額な)お金までもらえるわけです。とてもいいと思いませんか?それがいいプログラムであってもなくても、とにかくIPAはそれが気にいってお金まで出すと言っているんです。だからもらえばいいんです。あなたがもし遠慮して応募しなければ、他の(たぶんあなたの提案よりも劣った)テーマが採択されるだけです。そんなのっていいことだと思いますか?だから面倒じゃないなら是非応募してください。そして採択されたら遠慮なく受け取ってください。それで十分です(と僕は思っています)。 --A:どんなソフトウェアを作るつもりにせよ、それは採択されてもされなくてもどちらにしろ作りたいからあなたは作るのです。それなのに採択されれば、好きなソフトを開発しているだけなのに、おまけでなんと(結構高額な)お金までもらえるわけです。とてもいいと思いませんか?それがいいプログラムであってもなくても、とにかくIPAはそれが気にいってお金まで出すと言っているんです。だからもらえばいいんです。あなたがもし遠慮して応募しなければ、他の(たぶんあなたの提案よりも劣った)テーマが採択されるだけです。そんなのっていいことだと思いますか?だから面倒じゃないなら是非応募してください。そして採択されたら遠慮なく受け取ってください。それで十分です(と僕は思っています)。
-Q:どうやって予算を決めたらいいでしょうか? -Q:どうやって予算を決めたらいいでしょうか?
---A:まずそのプログラムを作るためにどれだけの時間をかけるつもりなのかを考えてください。たとえば毎日2時間、土日はどちらか一方だけ10時間がんばるということにしましょう。つまり週に2x6+10=22時間ということです。これでもし採択期間6ヶ月なら合計572時間です。未踏や未踏ユースに採択されるほどの実力者なら、時給2000円とか言ってもそんなに生意気ではないでしょう(というか仮に生意気だと思われたとしても問題ないです・・・後述)。ということで、自分への人件費114.4万円ということができます。さらにプロジェクト管理組織に60万円くらい払う必要がありますのでこれを足します。また、予期しない出費への予備費として30万円くらいを予算として準備しておくのは悪くはないでしょう。合計で200万円くらいにはなります。もしPCなどを買う必要があれば、それも費用として予算に入れられます。もし夏休みなどにもっとがんばる予定があれば人件費はもっと多く見積もっておくべきですし、時給は3000円でもいいかもしれません。その辺はよく分かりません。適当に決めちゃえばいいと思います。+--A:まずそのプログラムを作るためにどれだけの時間をかけるつもりなのかを考えてください。たとえば毎日2時間、土日はどちらか一方だけ10時間がんばるということにしましょう。つまり週に2x6+10=22時間ということです。これでもし採択期間6ヶ月なら合計572時間です。未踏や未踏ユースに採択されるほどの実力者なら、時給2000円とか言ってもそんなに生意気ではないでしょう(というか仮に生意気だと思われたとしても問題ないです・・・後述)。ということで、自分への人件費114.4万円ということができます。さらにプロジェクト管理組織に60万円くらい払う必要がありますのでこれを足します(ユースの場合)。また、予期しない出費への予備費として30万円くらいを予算として準備しておくのは悪くはないでしょう。合計で200万円くらいにはなります。もしPCなどを買う必要があれば、それも費用として予算に入れられます。もし夏休みなどにもっとがんばる予定があれば人件費はもっと多く見積もっておくべきですし、時給は3000円でもいいかもしれません。その辺はよく分かりません。適当に決めちゃえばいいと思います。
--A:というのは、仮に予算請求額がめちゃくちゃでおかしくても、それは採択か不採択かにはあまり関係ないのです。おかしければ、採択直前に、これは○○円くらいでできると思うんだけど、減額しませんか?と打診があるはずです。それで再検討して必要なら修正すればいいのです。それに結局予算を全部使わないでも完成してしまったら、それはそれでいいのです。使わなかった分は受け取らないだけです(受け取れないだけです)。予算というのはそういうものですから。しかしもしたとえば予算100万円だったけど、実際にやってみたら120万円かかってしまった(=それくらい開発時間がかかったとか)でも、予算以上には請求できないのです。だからちょっと生意気だと思っても、予算は多めに計算しておくべきだと僕は思います。 --A:というのは、仮に予算請求額がめちゃくちゃでおかしくても、それは採択か不採択かにはあまり関係ないのです。おかしければ、採択直前に、これは○○円くらいでできると思うんだけど、減額しませんか?と打診があるはずです。それで再検討して必要なら修正すればいいのです。それに結局予算を全部使わないでも完成してしまったら、それはそれでいいのです。使わなかった分は受け取らないだけです(受け取れないだけです)。予算というのはそういうものですから。しかしもしたとえば予算100万円だったけど、実際にやってみたら120万円かかってしまった(=それくらい開発時間がかかったとか)でも、予算以上には請求できないのです。だからちょっと生意気だと思っても、予算は多めに計算しておくべきだと僕は思います。
--A:予算の請求がいい加減でも初期の採択不採択の判定に影響しないのは、たぶんIPAが応募者にそんなことで悩んで時間を無駄にしてほしくないからなんだと思います。だって僕たちは自分の能力が時給でどのくらいかなんて正確にはかる方法を知らないほうが普通だと思います。それで妥当で正確な見積もりなんかできるわけないんです。そんなことで優劣をつけるつもりはないんです(見積もり能力コンテストじゃないんですから)。そういうことなんだと思います。 --A:予算の請求がいい加減でも初期の採択不採択の判定に影響しないのは、たぶんIPAが応募者にそんなことで悩んで時間を無駄にしてほしくないからなんだと思います。だって僕たちは自分の能力が時給でどのくらいかなんて正確にはかる方法を知らないほうが普通だと思います。それで妥当で正確な見積もりなんかできるわけないんです。そんなことで優劣をつけるつもりはないんです(見積もり能力コンテストじゃないんですから)。そういうことなんだと思います。
Line 30: Line 30:
--2.インタラクティブUIを備えた統合型設計解析ソフトウェアの開発 [未踏ユース・大学院生] --2.インタラクティブUIを備えた統合型設計解析ソフトウェアの開発 [未踏ユース・大学院生]
---http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_1/youth/gaiyou/t-02.html ---http://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2008/2008_1/youth/gaiyou/t-02.html
---失礼なくらいに要約:自分は学校でクラブを作って鳥人間コンテストに毎年参加してきた。人力飛行機を作るのはとても難しい。というのは、人力飛行機は自重でゆがむのだが、そのゆがみ終わった形が飛行機としての理想形になっていなければいけない。ゆがんだ後にその形になるにはフレームをどのように設計しなければいけないのか。またその飛行機を作って飛ばしたときに、どこに力が集中しやすいのか(=どこが壊れやすいのか)。予算に余裕があるチームは人数もたくさんいるし時間もたくさん取れるし模型を作って実験したりできるかもしれないが、自分たちののような低予算チームではそんな余裕は全くない(たぶんアルバイトとかで材料費を稼がないといけないということもあるんだと思う)。 +--失礼なくらいに要約:自分は学校でクラブを作って鳥人間コンテストに毎年参加してきた。人力飛行機を作るのはとても難しい。というのは、人力飛行機は自重でゆがむのだが、そのゆがみ終わった形が飛行機としての理想形になっていなければいけない。ゆがんだ後にその形になるにはフレームをどのように設計しなければいけないのか。またその飛行機を作って飛ばしたときに、どこに力が集中しやすいのか(=どこが壊れやすいのか)。予算に余裕があるチームは人数もたくさんいるし時間もたくさん取れるし模型を作って実験したりできるかもしれないが、自分たちのような低予算チームではそんな余裕は全くない(たぶんアルバイトとかで材料費を稼がないといけないということもあるんだと思う)。 
---だからゆがむ前の形をマウスで適当に描くだけで、ゆがんだ後の状態が瞬時に計算され、さらにはどこにどのくらい力がかかることになるのか色で表示されるようなソフトを作りたい。風が当たったときにどうなるかも分かるようにしたい。またゆがむ前の形をちょっと変えたら、結果がどのように変化するのかも同時に更新されるようにしたい。従来のソフトでは同じようなことをしようと思ったら面倒さ操作をして何分・何時間もかかった。自分は画面の左側の図をいじれば右側にすぐに反映されるようなものを作りたい(最終的には0.1秒もかかってない感じだった)。このためには高速化が必要だけどアイデアは○○だ。これだと××だからうまくできるはずだ。できれば他の設計者にも自由に使ってもらいたいし、もしかしたら構造設計の勉強にもなるかもしれない。だからオープンソースにしたい。+--だからゆがむ前の形をマウスで適当に描くだけで、ゆがんだ後の状態が瞬時に計算され、さらにはどこにどのくらい力がかかることになるのか色で表示されるようなソフトを作りたい。風が当たったときにどうなるかも分かるようにしたい。またゆがむ前の形をちょっと変えたら、結果がどのように変化するのかも同時に更新されるようにしたい。従来のソフトでは同じようなことをしようと思ったら面倒な操作をして何分・何時間もかかった。とてもじゃないけどいろいろ検討する気にはなれない。自分は画面の左側の図をいじれば右側にすぐに反映されるようなものを作りたい(最終的には0.1秒もかかってない感じだった)。このためには高速化が必要だけどアイデアは○○だ。これだと××だからうまくできるはずだ。できれば他の設計者にも自由に使ってもらいたいし、もしかしたら構造設計の勉強にもなるかもしれない。だからオープンソースにしたい。
---- ----
--3.GPUを用いた映像のリアルタイム手ぶれ補正ソフトウェアの開発 [未踏ユース・大学院生] --3.GPUを用いた映像のリアルタイム手ぶれ補正ソフトウェアの開発 [未踏ユース・大学院生]
« Prev[4]  Next »[5]