1: 2004-10-02 (土) 19:21:18 [6] | 2: 2004-10-02 (土) 21:36:15 [7] | ||
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Line 1: | Line 1: | ||
- | //Created By Uchan | + | &size(9){Created By Uchan}; |
*Visual C++ コンパイラーをosa_dir2で使ってみた記録 | *Visual C++ コンパイラーをosa_dir2で使ってみた記録 | ||
- | OSASKアプリをC++で作りたくなって、GOのC++コンパイラーを使った。しかし、それがうまく動かないことが発覚し、当初Min-GWを試そうと思ったが、実はこれ、だめコンパイラーらしく、OSASKアプリを作っても例外がでて没。 | + | OSASKアプリをC++で作りたくなって、GOのC++コンパイラーを使いました。しかし、それがうまく動かないことが発覚し、当初Min-GWを試そうと思いましたが、実はこれ、だめコンパイラーらしく、OSASKアプリを作っても例外がでて没。 |
ということで、VC++を使うことにしました。 | ということで、VC++を使うことにしました。 | ||
**VC++って高くないの? | **VC++って高くないの? | ||
- | まあ、買うと高いです。ウン千円です。しかし、マイクロソフトから、Visual C++ Toolkit 2003というものが配布されているのです。これは、ビジュアルな開発環境は無いものの、まさしくVC++コンパイラーとリンカーがセットになったもので、ソースファイルがあれば、Visual C++ .NETと同じバイナリが出来ます。(バージョンによる些細な違いはあるでしょうけど。) | + | まあ、買うと高いです。ウン千円です。 |
+ | |||
+ | しか~~し、実はマイクロソフトから、Visual C++ Toolkit 2003というものが配布されているのです。これは、ビジュアルな開発環境は無いものの、まさしくVC++コンパイラーとリンカーがセットになったもので、ソースファイルがあれば、Visual C++ .NETと同じバイナリが出来ます。(バージョンによる些細な違いはあるでしょうけど。) | ||
今回の、「osa_dir2でコンパイルする」目的には、これで十分(というか、ビジュアルな開発環境は意味ない)なので、[[早速ダウソ:http://msdn.microsoft.com/visualc/vctoolkit2003/]]。 | 今回の、「osa_dir2でコンパイルする」目的には、これで十分(というか、ビジュアルな開発環境は意味ない)なので、[[早速ダウソ:http://msdn.microsoft.com/visualc/vctoolkit2003/]]。 | ||
**どうやってosa_dir2に組み込むか。 | **どうやってosa_dir2に組み込むか。 | ||
これが今回の最大問題だったのです。 | これが今回の最大問題だったのです。 | ||
- | まず、ダウソしたVC++(以下VC++)のbinフォルダにあるファイルをすべてosa_dir2のz_toolsフォルダにコピーします。 | + | まず、z_tools内のcom_mak.txtの |
- | そしたら、z_tools内のcom_mak.txtの | + | CC1 = $(TOOLPATH)cc1.exe -I$(INCPATH) $(CC1OPT) -Os -Wall -quiet |
- | CC1 = $(TOOLPATH)cc1.exe -I$(INCPATH) $(CC1OPT) -Os -Wall -quiet | + | |
のしたの行に | のしたの行に | ||
- | CL = $(TOOLPATH)cl.exe -I$(INCPATH) /c | + | CL = $(VCToolKitInstallDir)bin\cl.exe -I$(INCPATH) /c |
と書き足します。 | と書き足します。 | ||
- | %.gas : %.ca Makefile | + | %.ca : %.c Makefile |
- | $(CC1) -o $*.gas $*.ca | + | $(SJISCONV) $*.c $*.ca |
- | %.gas : %.cpa Makefile | + | %.cpa : %.cpp Makefile |
- | $(CC1PLUS) -o $*.gas $*.cpa | + | $(SJISCONV) $*.cpp $*.cpa |
(これは無い場合がある) | (これは無い場合がある) | ||
- | %.nas : %.gas Makefile | + | この2つ(1つの場合がある)それぞれを削除し、 |
- | $(GAS2NASK) $*.gas $*.nas | + | |
%.obj : %.nas Makefile | %.obj : %.nas Makefile | ||
$(NASK) $*.nas $*.obj | $(NASK) $*.nas $*.obj | ||
- | |||
- | この4つ(3つの場合がある)それぞれを削除し、 | ||
- | |||
- | %.cpa : %.cpp Makefile | ||
- | $(SJISCONV) $*.cpp $*.cpa | ||
の下の行に | の下の行に | ||
%.obj : %.c Makefile | %.obj : %.c Makefile | ||
Line 42: | Line 37: | ||
%.obj : %.cpp Makefile | %.obj : %.cpp Makefile | ||
$(CL) $*.cpp | $(CL) $*.cpp | ||
- | を書き足します。 | + | の2つを書き足します。 |
そしたらcom_mak.txtは完成です。 | そしたらcom_mak.txtは完成です。 | ||
Line 67: | Line 62: | ||
** | ** | ||
これをやれば、みんなもVC++を使って快適にC++プログラムをコンパイルできます。 | これをやれば、みんなもVC++を使って快適にC++プログラムをコンパイルできます。 | ||
+ | |||
+ | **添付ファイルの情報 | ||
+ | vcosadir.sar | ||
+ | |||
+ | VC++コンパイラでのコンパイルに対応したcom_mak.txtとvcgg00.h。CとC++プログラムがコンパイルできる。~ | ||
+ | com_mak.txtはこれまでのcom_mak.txtと入れ替えて使う。(再びGOのコンパイラを使いたくなったときに、入れ替える前のcom_mak.txtが必要になるので、ちゃんとそれも取っておくこと。) | ||
+ | |||
+ | vcgg00.hは、guigui00.hと同じフォルダにコピーする。~ | ||
+ | C++アプリを作るときは、guigui00.hのかわりにvcgg00.hをインクルードするようにする。 | ||
*こめんと(意見・質問・間違い指摘・その他何でも。) | *こめんと(意見・質問・間違い指摘・その他何でも。) | ||
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