ページへ戻る

− Links

 印刷 

guidelines のバックアップ差分(No.19) :: OSASK計画

osaskwiki:guidelines のバックアップ差分(No.19)

« Prev[4]  Next »[5]
18: 2006-05-01 (月) 09:33:59 ソース[6] 19: 2006-05-01 (月) 09:33:59 ソース[7]
Line 57: Line 57:
*** 理念 *** 理念
--OSがなすべきこととアプリがなすべきことを分離します。仮想化を重視して、そのせいでアプリを作る上で不便が生じても問題視しません。だからたとえばOSASKアプリはCPUID命令を実行するべきではありません。CPUによって動作を変えるのではなく、ユーザからの設定によって動作を変えるべきです。画面解像度についても同様なので必ず全画面になることを保証できません。+-OSがなすべきこととアプリがなすべきことを分離します。仮想化を重視して、そのせいでアプリを作る上で不便が生じても問題視しません。だからたとえばOSASKアプリはCPUID命令を実行するべきではありません。これはCPUID命令が特権命令かどうかというレベルの問題ではなく、そもそもアプリがCPUの情報を直接得なければいけない情報のほうが問題だという意味です。CPUによって動作を変えるのではなく、ユーザからの設定によって動作を変えるべきです。画面解像度についても同様なので必ず全画面になることを保証できません。 
 +--これだとベンチマークソフトとかが作りにくくなるとはいえますが、OSASKの理念としてはそんなまともで正確なベンチマーク機能の提供はアプリの仕事ではなくOSの仕事なので、システムアプリケーションというシェルの拡張機能によって実現されるべき機能なのです。
-できるだけ負荷を減らします。これは今までは486や386などのレガシーマシン向けのためと説明されており後ろ向きだと評されてきましたが、もうこの批判はあたりません。というのは、目下の構想ではもはやx86はメインターゲットではないので、組み込みCPUをも視野に入れた場合、負荷は軽ければ軽いほど利用の幅が広がります。組み込み用CPUを視野に入れるようになったのは、低スペックなCPUであれば僕でも十分に入手可能だと理解できたからです(今まではPCやMac以外のCPUは性能の割に高価なものしかないと思い込んで、そんな入手が難しいCPUのためにOSなんか作っても自分では使えないと思っていたのです)。 -できるだけ負荷を減らします。これは今までは486や386などのレガシーマシン向けのためと説明されており後ろ向きだと評されてきましたが、もうこの批判はあたりません。というのは、目下の構想ではもはやx86はメインターゲットではないので、組み込みCPUをも視野に入れた場合、負荷は軽ければ軽いほど利用の幅が広がります。組み込み用CPUを視野に入れるようになったのは、低スペックなCPUであれば僕でも十分に入手可能だと理解できたからです(今まではPCやMac以外のCPUは性能の割に高価なものしかないと思い込んで、そんな入手が難しいCPUのためにOSなんか作っても自分では使えないと思っていたのです)。
-僕にとって最近のAT互換機の処理能力の必要性は理解しがたいものがあり、たとえば3GHzのCPUだとかものすごい処理能力のGPUだとかがあっても、それらの能力を使い切ってやらせたいと思うことが一つもありません。それよりは、ARM7でOSASKがどうにかこうにか動くとか、8086のリアルモードのままでもOSASKが動くとか、そういうことのほうがずっと楽しいです。これで僕のやりたい普段の処理が安価な機器で、そしてはるかに小さい電力できる可能性がでてきます。1Wでできるような処理のために100WのPCを使うなんて僕には馬鹿らしいです。 -僕にとって最近のAT互換機の処理能力の必要性は理解しがたいものがあり、たとえば3GHzのCPUだとかものすごい処理能力のGPUだとかがあっても、それらの能力を使い切ってやらせたいと思うことが一つもありません。それよりは、ARM7でOSASKがどうにかこうにか動くとか、8086のリアルモードのままでもOSASKが動くとか、そういうことのほうがずっと楽しいです。これで僕のやりたい普段の処理が安価な機器で、そしてはるかに小さい電力できる可能性がでてきます。1Wでできるような処理のために100WのPCを使うなんて僕には馬鹿らしいです。
« Prev[4]  Next »[5]