[Subject Prev][Subject Next][Thread Prev][Thread Next][Subject Index][Thread Index]

[OSASK 582] 開発言語.



  こんにちは、川合です。

  OSASK上の開発言語の話です。

  今までは、とりあえずASKAさえあれば、それで何とかなると思ってい
ました。僕個人としては、それで満足だったからです。しかし、僕以外
の普通の開発者の便宜を考えると、これだけでは足りないと思うように
なりました。やはり、CやC++が必要なのではないか、と。

  単なるうぬぼれかもしれませんが、ASKAはいい言語です。アセンブラ
でありながら、文法がCによく似ているために、多くの人にとって「ソ
ースを読むこと」は難しいことではないでしょう。しかし一方、ソース
を書くためにはCPU固有の情報を知らなければならず、それなりのハー
ドルがあるのも確かなのです。

  ASKAとC言語の大きな違いは、式(条件式含む)の制限の有無、関数
の引数と返り値のサポートの有無です。これさえ何とかすれば、なんと
かなりそうな気がします。

  理想的には、この2つの言語を混在できるような仕様の言語(仮称:
CASKA、カスカ)を作ることです。しかし、そうは言っても、C言語を
作るのは大変なのです。開発時間的に見て、僕にできるかどうかは、あ
やしいです。ODP開発部長がどのくらいこの開発に注力できるかが、鍵
かもしれません。

  それまでのつなぎとして、フリーのC言語のオブジェクトファイルか
らのコンバーターを作るという手も考えてはいるのですが・・・。

  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.or.jp
Homepage http://www.imasy.or.jp/~kawai/