[OSASK 1319] devdat00.

[Hidemi KAWAI <kawai !Atmark! imasy.or.jp>]

  こんにちは、川合です。

  どうも、最近は開発が一進一退ならぬ「一進二退」で、だんだん後退
しているんですが、まあ、そういうときもあるってことで勘弁して下さ
い。

  さて、devdat00をアップロードしました。これは、devlist用のデー
ターです。今まで教えていただいた情報を追加してあります。

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  現在の短期的な目標をお知らせしておきます。

  目標の到達点は、「プラグアンドプレイ」です。

  プラグアンドプレイのためには、プラグアンドプレイ用のデーターベ
ースにアクセスして、ドライバを切り替えなければいけません。そして
その後に、VESAファンクション（ビデオBIOSの一部）を呼び出して、画
面モードを変更しなければいけません。

  データーベースにアクセスしたり、ドライバを入れ替えたりするのは
是非ともOSASK上でやりたいです。しかし、VESAファンクションはリア
ルモードから呼び出す必要があります。OSASKはプロテクトモード上で
走るのが当然で、それゆえに、この両者を両立させるには多少の困難が
あります。

１．データーベースのアクセスをリアルモード上でやる（OSASKを起動
  する前に何とか処理する）。そして、VESAを呼び出した後で、OSASK
  を起動する。

２．データーベースのアクセスをOSASK上でやり、その後、OSASKを終了
  してリアルモードに戻りVESAを呼ぶ。それが完了したら改めて、OSAS
  Kを起動する。

３．データーベースのアクセスをOSASK上でやり、VESAもプロテクト上
  で呼び出す。つまり、仮想86モードを使って、リアルモードをエミュ
  レーションしてやる。

  ・・・で、僕が選んだのは、３．です。

  ３．では、ごくごく単純なエミュレーターが必要で、今はそれを準備
しているところです。これがうまくいけば、起動後にも解像度を変更で
きるようになります。・・・そうなれば、バイナリエディターでいじる
ことなく高解像度が使えるようになるわけです。

  それでは。

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    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.or.jp
Homepage http://www.imasy.or.jp/~kawai/