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[OSASK 1616] Re: ponyets0, toledo0.



  こんばんは、川合です。


Koyanagi Masaaki さんは 2001/03/25 19:19:10 の「[OSASK 1615] Re:
 ponyets0, toledo0.」で書きました:

>ponyets0, toledo0 を試しました。

  早速のご報告ありがとうございます。

>> ・起動時にメモリチェックをするので、起動に少し時間がかかる。
>メモリ88MBのHCで試したのですが、時間の差は分かりませんでした。

  多分、互換モードにすれば差を体感できるのではないかと思います(
笑)。

>> ・全メモリを使うようになったので、メモリ不足に悩むことは多分ない
>>   はず。
>revers01 を 8個起動しても問題ないですね。

  はい。88MBもあれば、100タスク走らせることだってできるでしょう
(笑)。

>起動できるタスクが 8個までという制限を外しても良さそうです。

  はい、それではそうすることにします。Ponyets、Toledoの一般公開
までに対処したいと思います。

>  ところでtoledo0で音楽を鳴らしている時に、マウスでウインドウの
>ドラッグをしたままずっと(高速に)動かし続けていると、音楽のテンポが
>遅くなりますが問題ないでしょうか?ponyets0ではテンポの違いは感じられ
>ないのでマウスの仕様の差のせいだと思います。
>  s_world だけではなく music1 でもそうなっている気がします。

  僕も、実験して体験しました。

  僕はこの原因を、マウスの仕様のせいではないと考えています。

  その根拠は、ウィンドウのドラッグさえしなければ、高速に動かして
もテンポの乱れはないことです(少なくとも、僕には気にならないです
)。

  ドラッグするときとしない時の差は、グラフィック描画の量です。・
・・つまり、TOWNSのVRAMアクセスはAT互換機に比べてかなり遅いよう
です。

  これは、TOWNSというハードウェアのせいかもしれませんが、それだ
けではなく僕の手抜きのせいかもしれません。AT互換機用のグラフィッ
クドライバは、VRAMへの一回のアクセスにつき、8ドットの描画ができ
るように工夫を凝らしてあります。しかし、TOWNS用のグラフィックド
ライバは一回のアクセスで1ドットしか描画していません(手抜きです
)。工夫すれば一度に4ドットまではできるはずです。これを改善する
前にハードウェアを責めるのは怠慢かもしれません。

  ちなみに、テキスト表示とマウスカーソル表示ルーチンは、一回のア
クセスで4ドットを描画しています。

  ・・・ハードウェアの能力を限界まで引き出すのがOSASKの信条です
から、そう遠くない将来にグラフィックドライバを書き直したいと思い
ます。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/