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[OSASK 1791] Re: make14a.



  こんばんは、川合です。


Koyanagi Masaaki さんは 2001/06/26 21:17:52 の「[OSASK 1790] Re:
 make14a.」で書きました:

>前回のビルドは TOWNSのWindows95で行って、TOWNSの Aドライブでコピーした
>ものをテストに使っていました。試しに今まで使用していた
> OSASK/TOWNS用のディスクを Aドライブで scandisk したところ、先頭の方に
> 5個程不良セクタが発見されました。そこで、 別のディスクを Bドライブで
>フォーマットした後、PC/ATの方でTOWNS版をビルドしてコピーし、Bドライブで
>DOS6を起動して、Aドライブに入れ換えて OSASK/TOWNSを起動したところ、
>問題ありませんでした。

  僕はこの「別のディスク」というのがポイントなのではないかと思い
ます。というのは、うちでは既に3枚ものディスクが使用不能になって
いるからです。まあ、うちでは一日に10回以上書き換えるなんていうの
はしょっちゅうなので、これでも健闘している方かもしれませんが(笑
)。・・・ついでにいうと、うちのマシンは再起動回数において世界有
数かもしれません(笑)。

  どうもフロッピーディスクというものは耐久性に難があるようで、何
度も何度も書き込みアクセスを繰り返していると、記録性能が落ちて、
ついには不良セクタができてしまうようです。

>PC/AT版の方もPC/ATの方でビルドしてディスクにコピーして起動したところ
>問題無いようです。どうも TOWNSの Aドライブが怪しいように思われます。
>おさわがせしました。

  ドライブに懸念が残ってしまったのが残念ですが、とにかくバグでは
なかったようで安心しました。追加検証のご報告をありがとうございま
した。

>#TOWNS版ソースの簡単な修正で Aドライブではなくて Bドライブを使用する
>#ようにできれば安心なのですが。

  もしディスクではなくドライブがどうしても疑わしいのでしたら、対
応策を考えます。いかがでしょう?

>またソースを公開するのと同時に川合さんの方でコンパイルした各モジュール
>のバイナリを公開して下さると、私の方で検証しやすくなるので助かります。

  はい、そうだろうと僕も前から思っていました。したがって、sb14a
には、バイナリーが含まれています(以前のsbシリーズにももちろん含
まれています。"sb"はsource&binaryの略なのです)。

  たとえば、papi0.binなどが入っているのが確認できるでしょう。も
し、付属のpapi0.askをアセンブルして付属のpapi0.binが生成できなけ
れば、それはソースかバイナリーが間違っている事になります。

  また、sb14aには僕が使用したosalink0.optも入っていますので、全
てのバイナリーを一個所のディレクトリ内に集めてosalink0すれば、de
vers3やlisbon3と完璧に同じ物ができるはずです。fcコマンドなどで比
較すれば、ソースが違うのかバイナリーが違うのかを突きとめられるで
しょう(なお、C言語で書かれたソースをコンパイルした場合、コンパ
イル時刻によって変わるバイトがあるので、その部分は一致しないです
が気にしないでください。0x0060〜0x021fの内容は実行結果に影響しな
いので一致しなくてもいいんです)。

>この他に問題が無ければ make14a を一般公開版とするつもりです。

  よろしくお願いします。・・・aバージョンが一般公開になるのはこ
れが初めてかもしれません。今までは、いつも僕が何からのへまをやっ
ていたような気がします(笑)。

  なお、いつ公開するかは、小柳さんがご自由に判断してくださってか
まいません。Devers/Lisbonの一般公開前に公開してくださってもいい
ですし、多少遅れてもかまいません。ご都合のよろしい時になさってく
ださい。

  僕の方でも、ドキュメントやダウンロードページの準備の都合で、多
少早くなったり遅くなったりしています(笑)。

>ところで今回のバージョンアップの中心は PAPI だと思いますが、
>papi.ask の中にある free_area() や get_area() は、papi0.ask と init.ask
>の両方に同じものが存在しているようです。
>全く同じでしたら、その部分を別ファイルにして #include を使用しても
>いいかもしれません。

  なるほど。それはごもっともな提案です。

  現在、init.askがやっていたメモリ管理業務をpapi0.askへ移管して
いるところで、その都合で両方に同じルーチンが残っているのです。最
終的にはinit.ask内にarea制御の関数は残らなくなる予定です。それが
念頭にあったせいか、includeしようとはちっとも考えていませんでし
た。

  しかし、現時点では共通部分である事も事実で、とりあえずinclude
にした方が良かったのかもしれません。

  まあ、あのarea制御ルーチンは「とりあえず版」でしかないのですが
・・・。いつかちゃんとしたバージョンに書き換えようとは思っていま
す。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/