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[OSASK 1804] Re: exe2bin2, stdlib2.
- Subject: [OSASK 1804] Re: exe2bin2, stdlib2.
- From: Hidemi KAWAI <kawai !Atmark! imasy.org>
- Date: Sat, 07 Jul 2001 01:15:08 -0000
こんにちは、川合です。
Hidemi KAWAI は 2001/06/29 23:06:32 の「[OSASK 1798] exe2bin2, s
tdlib2.」で書きました:
> exe2bin2とstdlib2をベータリリースします。
この2つのバージョンを2aと改名しました。というのは、2bを作った
からです。2bはベータリリースのページからダウンロードできます。
主な変更点は、ヘッダ情報をさらに変更した事と、圧縮フォーマット
をオリジナルなものに変更して、圧縮率を高めた事です(圧縮アルゴリ
ズムは相変わらずシンプルなスライド辞書法のままです)。
このexe2bin2bを使うなら、大規模変数に対する今までの常識はくつ
がえります。今までは、
static int array[128 * 1024];
とするよりも
static int *array;
array = (int *) malloc(128 * 1024 * sizeof (int));
とするほうがコンパクトであり、好ましいとされてきました。しかし、
exe2bin2を使うなら、この常識はほとんど役にたちません。-cオプショ
ンを使えばこの128KBはたったの8バイトに過ぎません。圧縮率は0.006%
ほどであり、新フォーマットの威力がうかがいしれます(ちなみに、ex
e2bin2aでは圧縮率12.5%が限界でした)。
注意点としては、exe2bin2bとstdlib2bを必ず組み合わせて使わなけ
ればいけないという事だけです。それさえ守れば、たとえ-cオプション
を使っても生成したバイナリーは古いOSASKでそのまま使えます。
それでは。
--
川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/