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[OSASK 2170] from OSASK BOARD



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。


http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3ba4ea84_5fbb

From: noxdust
Message-ID: 3ba4ea84_5fbb
Date: 2001/09/17 03:08
Subject: Re: Re: pdf(600kbyte?)

> ざっと目を通しましたが、noxdustさんがどういう点で「似ている」とおっし
>ゃりたいのかよく分かりませんでした。IBMのAS/400は、エミュレーターに力を
>入れているわけではないし、フリーでもオープンソースでもないし、アプリケー
>ションが小さいわけでもありませんし、ハードウェアへの依存を認めているわけ
>でもありません。

AS/400は システム/38とシステム/36の後継機種となっていますが
基本部分はシステム/38で、OS 内部のバーチャルマシンを拡張することで
システム/36のエミュレーション機能を付加された
history.pdf
>システム/36のアプリケーションがシステム/38で稼動できる新しいコードを極秘に作ったのです。
エミュレータ技術でバイナリ互換性を得るという側面を持ちます。
これは中間コードの変換実行を前提とするアーキテクチャが
エミュレーション対象に仮想マシンを含めて考えれば
 各種マシンのエミュレーションをサポートしようとする
OSASK と実装上の方向性として大きな違いがあるわけではないことを示しています。

また、pdf資料内の説明は少ない(詳細を述べた章を見つけたので上げます)ので
勘違いかもしれませんが、AS/400の「単一レベル記憶」は
抽象化の中心をメモリにするかファイルシステムにするかの違いはあるものの
OSASKで導入予定の統合された仮想記憶の先駆ではないかと読み取れました。
#AS/400での「単一レベル記憶」はメモリシステムでのタグのサポートを
#前提としているらしいのでAT互換機のハードでディスクとメモリの統合をするためには
#OSASKの仕様はスマートな解決だと思います。
「単一レベル記憶」の解説
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/iseries/seminar/reconf/reconf1.html
pdf(130kb)
http://members.tripod.co.jp/noxdust/sls.lzh
その他
中村正三郎のホットコーナーで昔、AS/400が紹介されていました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo36.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo27.html
中村正三郎氏のAS/400礼賛に対する批判的見解がほかのログにもあって面白い。
http://freebsd.flathill.gr.jp/~flathill/FreeBSD/chat/log/200003/20000325.html
http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man2/mmap.2.html
http://www.ncad.co.jp/~komata/c-kouza20.htm
その他pdf(800kb)
http://members.tripod.co.jp/noxdust/other.lzh

このように設計途中のなんらかの条件の違いで実装の選択が違っていくように見える部分が
実装の雰囲気が似ていると表現しました。

> ファイル転送は、アプリケーションではなくて、システムにやらせた方がうま
>くできるように思います。ネットワーク扱いになりますが。

システムでサポートしないと性能がでないということもありますし、
一貫性の面から見てもネットワーク扱いにしたほうがいいというのは理解できます。

ただ、これから、ハードディスクサポートを進めるとき、
性能が良くなくても、多少使い勝手が悪くても
OSASKを起動したままで使える単機能ツールとして
ファイル転送があったほうが
長期的にはネットワークの方に移すにしても
中期的に楽になるのではないか?と考えたのです。

アプリなら、求人広告で分業(外注?)も出来ますし。
まあ、手元のノートパソコンにフロッピードライブがないという個人的事情もありますが。