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[OSASK 2234] from OSASK BOARD



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。


http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3bb5f81a_ef5b

From: noxdust
Message-ID: 3bb5f81a_ef5b
Date: 2001/09/30 01:34
Subject: Re: Re: pdf(600kbyte?)

> うーん、ちょっと拡大解釈のような気がします。

たしかにそういう嫌いもあります。言い訳がましく言わせてもらうと
実装が似ているというのではなく「実装の雰囲気」が似ていると逃げてるんです。
 まあ、設計思想というか、解決すべき問題の領域が違うというのは仰るとおりです。

> OSASKが奇抜なのは、このmemory mapped fileと仮想記憶を統合し、スワップ
>ファイルという概念を不要にしてしまったことです。これをなくして、メモリレ
>スアーキテクチャーは語れません。

AS/400 にはスワップファイルは無いはずです。
そういう意味では AS/400 はディスク透明化アーキテクチャということになるのかな。
スワップへのコピーと書き戻しを省けるということは単一レベル記憶の利点として挙げられています。
AS/400の仮想メモリ関連の説明は
スワップファイルへのアクセスをなくすことでどのような得失が生じるかについて
ある程度参考(裏書き?)になるものと思われます。

inside8.pdf
> いま説明した仮想メモリーを実装しているシステムでは、プログラマーはファイ
>ル・システムと仮想メモリーという二つのレベルの記憶域を別個に参照、管理してい
3>ます。ファイルを開くとスワップ・エリアへのディスク書き込みが始まり、ファイル
>を閉じると永続ロケーションへのディスク書き込みが起こるため、この二つのレベル
>の記憶域もまた、システムのオーバーヘッドを発生させます。もう一つの方法は、フ
>ァイルのコピーを一つしか持たないというやり方です。
> ファイルのコピーを二つ持たなければ、スワップ・ファイル用のディスク・スペー
>スを取っておく必要はなくなり、ファイル・システム全体が仮想メモリーの一部にな
>ります。ファイル・マネージャーはそれでもディレクトリーを保持しますが、今度は
>仮想メモリー上のファイル・データの保管場所とファイル名の関連付けを行います。
>オープンまたはクローズ操作で、ディスクの永続ロケーションからファイル全体を物
>理的にコピーする必要はなくなり、読み込んでいる、あるいは処理している部分(ま
>たはレコード)だけが、メモリー・バッファーにコピーされます。この状態を、ファ
>イルは常に“適切に”使用されると表現することがありますが、これにより、システ
>ム全体のパフォーマンスが改善されました。