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[OSASK 2569] from OSASK BOARD



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。


http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c072752_104c4

From: 川合秀実
Message-ID: 3c072752_104c4
Date: 2001/11/30 15:29
Subject: Re: シロウトながら、ご提案

[OSASK 2567]へのレスです。

>OSASKのもっとも大きな特徴は、「あのサイズでGUI」だと思います。どうでしょう?こういったMS-DOSに頼っている
>分野で、ネイティブソフトを作ってみるというのは?

 とても良い提案だと思います。ちょっと具体的な数字を挙げて、この点につい
てどのくらいMS-DOSに対して有利なのか調べてみました(OSASKに関する数字は、
明日公開予定のver.1.9のものを使っています。また今は手元にMS-DOSのディス
クが見当たらないので、Win95で作った起動ディスクで比較しました)。

 フォーマットしただけのディスク空き容量:1423.5KB
 Win95の起動ディスクの使用容量(4ファイルの合計):391.0KB
 OSASKのカーネルイメージ予約領域:72KB(今はこのうちの44KBのみ使用)
 添付アプリケーションの合計(28ファイル):52.5KB
 日本語フォント:150KB。

 したがってアプリケーションや日本語フォントを全部インストールした状態で
も、274.5KBしかディスクを使いません。残りの1149KBは全部空きです。これは
Win95の起動ディスクに対して116.5KBも有利です。したがってMS-DOSでやってい
たことをOSASKにやらせることになっても、プログラムやデーターが納まらない
ということはまずないでしょう。日本語化を諦めれば、さらに150KBの差がつき
ます(註:Win95の起動ディスクでは日本語は使えません。日本語を表示させるた
めには、さらに254KBものフォントファイルが必要になります)。・・・それに、
BIOSの書き換えなどの用途でしたら、これらのサンプルアプリケーションは不要
ですね。

 しかもOSASKはライセンスフリーなので、BIOSイメージを含んだディスクイメ
ージを圧縮して配布すれば、インストールの手間はOSASKのディスクイメージ版
と大差ありません。Windows上で起動ディスクを作って、ダウンロードしてきた
ファイルをそこへコピーしなければいけないということはありません。インスト
ール済みのディスクを許可なく配布することだってできます。

 今のOSASKはご存じの通り、フロッピーディスクへの書き込みやハードディス
クへのアクセスがサポートされていませんが、今までの経験から言ってこれらを
サポートしても72KBの中に納まってしまい、おそらく実質的な空き容量の減少は
ないでしょう。

 ということで大変に有望な案なのですが、残念ながら僕が率先してやる予定は
ありません。やりたいのは山々なんですが、こういうことを始めるとのめり込ん
でしまって本家の機能向上が大幅に遅れそうなので・・・。しかし僕はこの提案
には大賛成なので、手がける方がおられれば協力は惜しみません。