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[OSASK 2705] from OSASK BOARD



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。


http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c17149e_6b98

From: LightCone
Message-ID: 3c17149e_6b98
Date: 2001/12/12 17:26
Subject: Re: 一言だけ言わせて下さい

こんにちは。

このご指摘は的を射ていると思います。

OS作りとコンパイラ作りの難しさは種類が違うものなのでしょう。
それぞれ難しさの種類が違うだけで、どちらも完成度を
高めようとすれば、そうそう簡単な代物ではないと思います。

 また、これもご指摘の通り、C言語は、どんなに現実的に
使用頻度が低い仕様であっても、ANSI によって定めら
れた仕様を忠実に守らなければならないという難しさが
あります。一方で、OS というのは独自に仕様を決めてい
いいことで実装を楽に出来る可能性がある反面、後々に
渡っても多くの人が納得が行き、かつ、バージョンアップにも
耐えうるような仕様を考えなければならないと言う作業は
非常に大変なものであると思います。ドライバの仕様
などを決定するのもかなり難しいものではないでしょうか。
この意味で OS はプログラミング力よりも、アイデアや
企画の腕が要求されやすいものだと思います。
逆にコンパイラは、仕様は決まっているので量を減らすこ
とが出来ない大変さと、結果のはっきり分かる最適化競争
に勝つ大変さがあり、アイデアよりも、綿密なプログラミ
ング力を要求されるように思います。

 いずれにせよ、どちらにも難しさがあることは事実だと
思います。