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[OSASK 2715] from OSASK BOARD



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。


http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c1801c1_48dd

From: LightCone
Message-ID: 3c1801c1_48dd
Date: 2001/12/13 10:17
Subject: Re: 一言だけ言わせて下さい

こんにちは。

 まず、プログラムのサイズを小さくしようとすると、プログラム
の美しさも向上するという傾向は実際にあると思います。それは
もともと私も否定していませんし、むしろ、普段からそう感じて
いたことです。

 プログラム上のサイズを小さくするように努力することは、
川合さんもお分かりの通り、プログラムの美しさの向上に
繋がります。しかし、川合さんが以前からずっと気にしてい
るのは、最終的な実行ファイルの大きさです。同じソース
を別のコンパイラやプラットフォームでコンパイルしてみて
出来た実行ファイルの大きさが小さいことが、プログラム
の美しさに繋がるとはとても思えません。ソースが同じ
なのですから、プログラムの美しさはまったく同一です。
このような意味で実行ファイルの大きさが小さいことは、
実行ファイルのロード時間や、実行効率、HDD 使用率な
どに影響するだけで、プログラムの美しさには関係しません。




> 僕はLightConeさんにOSASKを使ってほしいとか協力してほしいとお願いしたこ
>とは一度もないはずです。ですから、OSASK計画がLightConeさんの思惑とは違う
>方向に進行していってもLightConeさんには何の被害もないはずです。

 これは、私から見ると非常に不思議なのです。そもそも、
私に最初に連絡を取ってきたのは、川合さんなのです。
「MASM から NWSA への乗換えを検討している」という
内容を含んだメイルが届きました。そして、その後のメイル
で、NWSA がサポートしていない個所やバグなどの報告が
ありました。

 このような状況は、OSASK に協力して欲しい、という
ことと無関係なのでしょうか。OS 作りで、メインの
アセンブラやコンパイラを選ぶと言うことは、川合さん
にとっては、単にどこからフリーソフトを勝手にダウン
ロードして使うのと同じ感覚なのでしょうか。これは、
驚きとしかいいようがありません。私は、数少ない
日本での OS プロジェクトとしての OSASK が本格的に
普及してくれることを期待していました。これが成功
してくれることで、日本が世界の中でもう一度輝きを
取り戻してくれるなら、どんなにかすばらしいことかと
思うからです。今まで色々指摘してきたのは、少しでも
そうなる可能性が高まって欲しかったからです。それで
NWSA などの普及にも繋がる可能性もありますし。

 以前、Linux がどうしてオープンソースで成功している
のかについて論じられた「伽藍とバザール」という文章を
読んだのですが、確かにオープンソースには、クローズド
ソースにはない利点があるようです(欠点もあります)。
しかし、オープンソースは基本的にコミュニティーと協同
して作っていくことが基本ですが、どうも、川合さんからは、
協力して欲しい、という誠意が今まで全く伝わってこなかった
のが、お互いにこのように議論ばかりしなければならない結果
になっているのではないでしょうか。

 あらためてお聞きしますが、協力しなくてもいいのですか?
何度か協力しようかと思っているときに、「どっちでもいい」
ということばかり聞いていたので、なんだか、こちらもやる
気がなえてしまうのです。