[OSASK 2751] from OSASK BOARD

[Itou_Tetsuya <mone !Atmark! imasy.or.jp>]

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http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c1d53d7_2611

From: 川合秀実
Message-ID: 3c1d53d7_2611
Date: 2001/12/17 11:09
Subject: Re: ビジネスモデル案.

[OSASK 2750]へのレスです。

>そういった部分でOSASKは大活躍するのではないでしょうか。

　そうかもしれません。もしそういうお役に立れてば、僕はとても嬉しいです。

>その際、フリーであることは逆にデメリットになってしまうかもしれません。
>有償によるサポート体制があれば安心して会社などで導入できるのではないか
>と思います。Linuxなどではサポートをビジネスにする会社はたくさんあります
>。

　いや、フリーであることはデメリットにはならないでしょう。もし有償サポー
トの需要があれば、それこそLinuxのように本家とは独立して誰かが起業するで
しょう。川合堂ライセンス-01はこのような起業を認めています。

　サポート企業にしてみれば、OSASKが発展すればするほど自分の会社が反映す
るので、その僕たちへの寄付は自然な動機です。僕は寄付の事実を公表して、彼
らの貢献をたたえて、場合によっては有償サポート先の推奨すら与えるでしょう
。・・・双方ともにこれでいいんじゃないかと思っています。

　サポート事業が儲かるということなら、最初の一社だけではなく他の会社も参
入して競争状態になるはずです。競争はいいことです。競争の結果各社の利益が
減って結果的に僕たちへの寄付が減ることになるかもしれませんが、それはかま
いません。

　なんにしても僕は自分で利潤追求型の事業を起こさないというのがポイントで
す。利潤を追求しはじめたら、僕はOSASKの理想を守れなくなるかもしれません
。そして僕は第二のビルゲイツになるのでしょうか？・・・いや、僕はビルゲイ
ツよりもLinus氏のようにありたいです。生活さえやっていければ、それ以上の
お金をほしいとは思っていません。贅沢な暮らしには興味がありません。もしお
金が余るようなことがあれば、あまったお金は全部OSASKの協力者に差し上げる
か、適当な基金でも作って他のOS開発計画のタマゴを支援するのに使うか、そう
でなければ、ユニセフとか、歳末助け合いとか、WWFとか、そういう一般的な慈
善団体に寄付したいです。

　そして僕の代わりに、OSASK関連で起業した方々がお金持ちになってくれれば
いいと思っています。そうすれば、僕は幸せですし、企業家も幸せでしょう。

　それに、僕はもう過分な名誉を手にしつつあります。僕がこれ以上名声を独占
しても面白くないじゃないですか(笑)。それよりも、他のみなさんが名を上げる
余地を残しておく方が、いいんじゃないでしょうか？(笑)。

>OSASKもステップアップ構想をとりいれ、段々と学べるようなガイドラインをつ
>くるのはどうでしょうか？そうすればOSASKの敷居が低くなり大量のOSASK初心
>者が生まれるのではなのでしょうか。

　その意見には全く賛成です。しかしこれがなかなか難しいのです。ガイドライ
ンに注力すると、OSASK本体の開発が遅れて、かなりの人々ががっかりします。
でもだからといってガイドラインをおざなりにすれば、今度は久保さんのような
方ががっかりされます。このバランスが難しいのです。

　ある程度のガイドラインは、既にあります(開発者向けページに)。しかしこれ
で十分とはとても言えません。手伝ってくれる人がほしいのですが・・・。

>お金は人が集まるところに集まるものです　:-)

　OSASK計画もこの言葉にあやかれれば、いいなと思います(笑)。