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[OSASK 3302] Re: OSASK事業化案.



  こんばんは、川合です。


nisi さんは 2002/02/25 15:30:21 の「[OSASK 3301] RE: OSASK事業化
案.」で書きました:

> 資金調達の必要性については賛同するところですが。

  ご理解に感謝します。

> IPAの支援を受けた場合、その開発したソフトウェアは誰のものに
> なるのでしょうか?今までどおり「自由」であるのでしょうか?
> それともIPA、もしくはその他関係機関が一部の所有を主張する
> のでしょうか?

  はい、この点を中心にお答えします。

  前のメールで少し言及しましたが、昨年もIPAへの応募を検討しまし
た。その際に分かったことは、以下の通りです。

・成果物の知的財産権は、IPAやその他の団体・個人に持っていかれる
  ことはない。開発者のみに帰す。
・プロジェクトの契約金額範囲:500万円〜3000万円(めやす)。
・人件費や通信費、旅費、会議費などが費用として認められる。

  ということで、もしこれが今年もそのままなら、非常にありがたいお
話なのです。制度としては、OSASKにぴったりです。

  [OSASK 3300]で「最低額の300万円でもいいから」という記述があり
ましたが、これは僕の覚え違いでした。例示されていた範囲での最低額
は500万円であり、またこれは目安であって最低額ではありませんでし
た。以上、訂正いたします。

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  事業化にあたっては、以下のことを必ず守ります。守れないようなら
、事業化を諦めて、僕がアルバイトします。

・フリーでオープンソースであることをやめない。
・僕自身は直接事業には携わらない。
・情報は全てオープンにする。
・開発方針を曲げない(開発順序を入れ替えることはあるかもしれませ
  んが)。

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  なお、この件で手伝ってくれる人にはいくつかの条件があります。こ
れらは必須ではありませんが、満たしていないと苦労するかもしれませ
ん(すこし冗談も入っていますが・・・笑)。

・熱意(「OSASKの発展」とかではなく、私利私欲であってもよい)
・OSASKのコンセプトの理解(賛同できなくてもよい)
・主要な批判的意見への僕の見解の把握
・きっとでてくる面倒なことをクリアできるだけの会計上の知識
・申請の手続きなどにおいて、僕と行動しやすくする意味で、関東に在
  住している人(これもなんとかなるなら、他の場所でもいいですが)
・手続きや事務処理のための、ある程度の時間
・魅力的な文章を書く能力
・聞く人を納得させるようなプレゼンテーション能力


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/