こんばんは、川合です。毎度のレポートです。 とりあえず、cpp0.exe、cc1.exe、cc1plus.exeはMinGWでmakeできる ようになりました。これをいったんリリースするべきか、まだしないほ うがいいか、ちょっと悩んでいます。 というのは、こうして作ったcc1.exeなどでcpp0.exe、cc1.exe、cc1p lus.exeの3つをmakeさせようとするとうまくいかないからです。これの 最大の原因はライブラリです。なぜだかよくわかりませんが、とにかく MinGWのライブラリで代替させようとしてもいまいちうまくいかないん です。 しかし簡単なプログラムで試した範囲では、ライブラリヘッダをイン クルードせずに適当なプロトタイプを書いてやるとか、もしくはそのプ ロトタイプを書き並べただけの簡易ヘッダをインクルードしてやると、 あっさりとコンパイルできて、そのオブジェクトをMinGWのリンカでリ ンクしてやることもできます。また試した範囲では、このようにライブ ラリヘッダを自作すれば、lccのリンカとスタートアップルーチンを併 用するのにも成功しています(これは小さいし、ちゃんと動く!)。 ということで、自作の標準ライブラリヘッダを用意できれば、おそら くこの問題は解決します。これはそんなに難しくないでしょう。 明日は、src30のベータリリースを予定しています。そのため、gcc移 植計画はあまり進まない予定です。その代わり、今後の方針を詳しく説 明したいと思っています。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! imasy.org Homepage http://www.imasy.org/~kawai/