[OSASK 5815] BOARD: Re: IPA 向き説明

このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい
http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3e73effe_1708a

2003/03/16 12:31
川合秀実

[OSASK 5813]の続きです。きちんと文章にするのが面倒になってきたので、書き
たい内容を適当に説明するだけにしました。

4.KHBIOS

  コンパクトフラッシュのブートをほとんどのAT互換機で可能にするソフトであ
ると説明。原理も簡単に説明。KHBIOSではなくて、たとえばLinuxやWindowsが、
起動直後にリムーバブルドライブをチェックして同じようなことをするというの
はもちろん可能だけれども、それはブート時間の点でアウトだと説明。イライラ
する仕組みが受け入れられるわけはない。

5.他の利点

  KHBIOSはコンパクトフラッシュだけではなく、全てのストレージデバイスを対
等に扱うことでブートデバイスの幅を広げているので、さらに好ましいと説明。
ここまではパソコン一台に対してコンパクトフラッシュが複数あるという「ファ
ミコンモデル」で説明してきたが、一枚のコンパクトフラッシュを持ち歩くだけ
でどこでも作業ができるモデルも説明。これが可能になるのは既に普及している
AT互換機をそのまま利用するというアイデアだからこそであり、最新版Windows
や最新版Linuxをインストールしておかないと使えないなどということもなく、
KHBIOSのインストールはFD一枚程度のもので1分ほどで終わるだろう、と説明。
KHBIOSのHDDへのインストールによってWinやLinuxが消えたりはしないし、イン
ストールができなくても、KHBIOSをFDブートしてそこからCFブートすることだっ
てできるわけで、「どこでも作業ができるモデル」のリアリティを強調。1ライ
センスでもあちこちのパソコンで使えるし、新品のパソコンを買ってきてもイン
ストール作業無しにすぐに使えるし、中級者以上向けのKHBIOSメニューを使えば
CFなどのバックアップやCD-ROM内にあるディスクイメージのCFへのコピーなどが
できるから、ソフトベンダーはコストのかさむCFではなくてCD-ROMにソフトを入
れて格安で売ることもできる(ユーザはそれをCFにコピーして利用)。

6.OSASK

  OSASK計画との関連性を説明。ここでコンパクトかつ省エネかつ高速ブートで
あることがメリットとして打ち出せるし、実績にもなる。バックに大きなコミュ
ニティを有していることも、PMの気持ちを前向きにさせるだろう。そしてKHBIOS
メニューの実体がカスタマイズ版OSASKであると説明し、これでKHBIOSで余った
時間をOSASK開発に回しても、それはつまりKHBIOSメニューの改善になるし、先
のデジタルデバイド解消のためのソフトウェアのベースとして活用するという立
派な目的にもなる。LinuxよりもOSASKは小さいので、全システムが32MBに収めや
すくなったり、データ保存用の空き容量を増やしたりできる。さらにより低消費
電力にする道もOSASKによって開ける。

7.具体的な作業目標

・FD、HDD(ATA)、CF(PCMCIA)、CD-ROM(ATAPI)からの共通ディスクイメージブー
  トの実現(時間があったら、CF(USB)もなんとかしたい)
・リムーバブルメディアにOSが見付からない場合にHDDからの従来通りの起動
・KHBIOSメニューの開発
・KHBIOSのドライバ開発や、対応OS開発に必要な、ドキュメント整備
・コミュニティへのサポート
・サンプルとしてのKHBIOS対応OSASKの開発(これはすぐにできます)
・サンプルとしてのKHBIOS対応のFreeDOS開発(これは少し時間がかかります)
・サンプルとしてのKHBIOS対応のLinux開発
   (KNOPPIXベースとかなら何とかして楽できないかな?)
・他のOSのKHBIOS対応版(時間があったら)
・OSASKの開発(時間があったら)

---

  こんな感じかなあ・・・。即席なので適当ですが。ご意見や感想がありました
らどうぞ。ところで、「今年はKHBIOSをIPAのネタに」に文句を言う人がいない
っていうことは、コミュニティとしては僕の説明で、まあいいかな程度には思え
るようになったということなんでしょうか?僕の説明は一応成功?



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