こんにちは。hideyosiと申します。 > OSASKのことを初めて知りました。 > 川井さんのページを興味をもって読ませて頂きました。 ようこそ! OSASKコミュニティへ! (^^) > 反面、OSASKはエミュレータOSだとも言われているようです。 > 私は疑問に思ったのですが、この「効率性」と「エミュレーション」は両立するのでしょうか? 少々大雑把ですが、こんな風に考えてみてください。 (全てうまくいった場合を仮定) UNIX + vi 速度:10 OSASK + OSASK版vi 速度:20 川合さんの想定通りなら、たとえばこうなるはずです。 では、例えばemacs。まだ、OSASK版emacsが存在しないとします。 しかし、「emacsくらいなきゃ、そんなOS、使えないよ」な人がいっぱいいた とした場合。OSASKの設計はかなり特殊(効率重視)なので、Linux→FreeBSD に移植するようなわけには行きません。事実上フルスクラッチになること でしょう。しかし、それまで待っていられない。あるいは、それに誰も手を つけていないという場合。 OSASK + Linuxエミュレータドライバ + Linux版emacs 速度:9 となるでしょう。 おや?これでは、「効率と速度重視のOSASKが、Linuxに負けてしまっている!」 ということになるかもしれません。しかし、それはそれで問題ないのです。 OSASKの場合は、あくまでも「OSASKにおいて」速度や効率が勝っていればいい わけで、エミュレータは、過去の抱負な資産を生かすための手段にしか過ぎま せん。逆にへ理屈を言えば、いま、この瞬間に存在する全てのソフトがOSASK版 をリリースしたら、OSASKはエミュレータ部の開発を放棄するでしょう。 そういうことなのです。 もちろん、OSの本体であるOSASKが高い効率で動作していれば、Windowsで動く エミュ・Linux上で動くエミュよりも良い性能を出すことができるかもしれない というのも想定しています。エミュレータでも十分なパフォーマンスを出せる。 でも、もっと速さを引き出したかったら、やっぱりネイティブで! と、こう なるわけです。 「互換性クソくらえ! 俺は最高の効率で新設計だ!!!」 こういうのは、過去に、もしくは既にたくさん存在しています。しかし、そう なると、ある程度完成して本体の性能が十分になっても、おそらく普及が むずかしいでしょう。しかし、逆に 「とにかく互換重視! これまでのソフトがそのまま完璧に動く!」 なOSでは、そもそも新しく作る意味がありません。 OSASKの考え方は、この両極をうまくバランスする手法として考えられたと いう見方ができるかもしれません。 よくある誤解(やむをえないかもしれませんが)なのですが、OSASKで言う ところの「エミュレータOS」が意味するところは、 × エミュレータ用に特化したOS。あらゆるエミュレータを最高の性能で 動かすために設計されている。 ○ 高効率を実現するために、互換性を無視。その解決策として、互換部 は別体のエミュレータドライバに追い出す。また、可能な限り、エミュ レータドライバ部を高速で動かせるように工夫。 (エミュレータが持つ、さまざまな便利な機能をOSにも取り込む) っとまあ、こんな感じでしょうか。 まあ、強いて上げるなら、「他のOS上で動いているエミュレータよりも良い パフォーマンスを目指す。」ってーのもあるかもしれませんね。 いま、ちょうど川合さんが、エミュレータOSの概念をまとめているところ です。以下も合わせてご覧いただけると、より御理解が進むのではと思います。 http://remo.s10.xrea.com/osawiki/pukiwiki.php?EmulatorOS 補足: もしかしたら、大ウソ書いてるかもしれません。フォローよろしく>各位