[OSASK 6556] Re: FORM: OSASK を知りました

こんにちは。hideyosiと申します。


> OSASKのことを初めて知りました。
> 川井さんのページを興味をもって読ませて頂きました。

ようこそ! OSASKコミュニティへ!  (^^)


> 反面、OSASKはエミュレータOSだとも言われているようです。
> 私は疑問に思ったのですが、この「効率性」と「エミュレーション」は両立するのでしょうか?

少々大雑把ですが、こんな風に考えてみてください。
(全てうまくいった場合を仮定)

UNIX + vi        速度:10
OSASK + OSASK版vi   速度:20

川合さんの想定通りなら、たとえばこうなるはずです。
では、例えばemacs。まだ、OSASK版emacsが存在しないとします。
しかし、「emacsくらいなきゃ、そんなOS、使えないよ」な人がいっぱいいた
とした場合。OSASKの設計はかなり特殊(効率重視)なので、Linux→FreeBSD
に移植するようなわけには行きません。事実上フルスクラッチになること
でしょう。しかし、それまで待っていられない。あるいは、それに誰も手を
つけていないという場合。

OSASK + Linuxエミュレータドライバ + Linux版emacs  速度:9

となるでしょう。
おや?これでは、「効率と速度重視のOSASKが、Linuxに負けてしまっている!」
ということになるかもしれません。しかし、それはそれで問題ないのです。
OSASKの場合は、あくまでも「OSASKにおいて」速度や効率が勝っていればいい
わけで、エミュレータは、過去の抱負な資産を生かすための手段にしか過ぎま
せん。逆にへ理屈を言えば、いま、この瞬間に存在する全てのソフトがOSASK版
をリリースしたら、OSASKはエミュレータ部の開発を放棄するでしょう。
そういうことなのです。

もちろん、OSの本体であるOSASKが高い効率で動作していれば、Windowsで動く
エミュ・Linux上で動くエミュよりも良い性能を出すことができるかもしれない
というのも想定しています。エミュレータでも十分なパフォーマンスを出せる。
でも、もっと速さを引き出したかったら、やっぱりネイティブで! と、こう
なるわけです。

「互換性クソくらえ! 俺は最高の効率で新設計だ!!!」

こういうのは、過去に、もしくは既にたくさん存在しています。しかし、そう
なると、ある程度完成して本体の性能が十分になっても、おそらく普及が
むずかしいでしょう。しかし、逆に

「とにかく互換重視! これまでのソフトがそのまま完璧に動く!」

なOSでは、そもそも新しく作る意味がありません。
OSASKの考え方は、この両極をうまくバランスする手法として考えられたと
いう見方ができるかもしれません。

よくある誤解(やむをえないかもしれませんが)なのですが、OSASKで言う
ところの「エミュレータOS」が意味するところは、

× エミュレータ用に特化したOS。あらゆるエミュレータを最高の性能で
  動かすために設計されている。

○ 高効率を実現するために、互換性を無視。その解決策として、互換部
  は別体のエミュレータドライバに追い出す。また、可能な限り、エミュ
  レータドライバ部を高速で動かせるように工夫。
  (エミュレータが持つ、さまざまな便利な機能をOSにも取り込む)

っとまあ、こんな感じでしょうか。

まあ、強いて上げるなら、「他のOS上で動いているエミュレータよりも良い
パフォーマンスを目指す。」ってーのもあるかもしれませんね。

いま、ちょうど川合さんが、エミュレータOSの概念をまとめているところ
です。以下も合わせてご覧いただけると、より御理解が進むのではと思います。

http://remo.s10.xrea.com/osawiki/pukiwiki.php?EmulatorOS


補足:
  もしかしたら、大ウソ書いてるかもしれません。フォローよろしく>各位




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