[osask 7111] sartol0j, bim2bin4t.

  こんばんは、川合です。

  sartol0jとbim2bin4tをリリースします。

    http://k.hideyosi.com/sartol0j.lzh  (56.9KB)
    http://k.hideyosi.com/bim2bi4t.lzh  (205KB)

  どちらもバグフィクスです。今回のバグはあっきぃさんが見つけまし
た。いつもどおりアーカイブを作ってみたら、おや展開できない?・・
・で、調査の結果、原因がわかりました。

  内容が特別なファイル(たとえばlzhやtek5などがかかった、もう圧
縮するのが難しそうなファイル)をアーカイブして-osacmpすると、通
常ではあまりお目にかかれないパラメータの組み合わせになります。で
この組み合わせになると、展開のためにすこしばかりスタックが多めに
必要になるのですが、sartol0iではMakefileでスタックを多めにしてお
くのを忘れていたため、あっさりダウンしてしまうのです(これは主に
ASKA版の展開ルーチンがmallocしないでスタックからワークエリアを確
保していることと関係があります)。

  こういう原因でしたので、sartol0i/bim2bin4sでも、アーカイブの生
成に失敗しているというわけではありません。

  ということでsartol0jではMakefileだけを直しました。そういうわけ
で、POSIX版は影響なさそうです。

  一方、そもそもこの珍しいパラメータの組み合わせは、ベストな組み
合わせではないのです。にもかかわらず、eopt:@ eprm:@をやると、こ
れが選択されてしまっていました。これはこれで不便極まりないので、
ちゃんとベストなパラメータを見つけられるように、工夫を施しました
(これは圧縮率を改善しますが、それだけではなく、展開時に省メモリ
&高速になります)。それがbim2bin4tです。

  これはええと、ソースレベルでの修正なので、POSIX版にも効果のあ
る改善です。でも急いでいたので、I.Tak.さんのbim2bin4sパッチは取
り込んでいません。すみません。僕のbim2bin4sとbim2bin4tのdiffをと
れば、いじった個所はすぐに分かると思います。

  それでは。

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    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! osask.jp
Homepage http://osask.jp/

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