こんばんは、川合です。 sartol0jとbim2bin4tをリリースします。 http://k.hideyosi.com/sartol0j.lzh (56.9KB) http://k.hideyosi.com/bim2bi4t.lzh (205KB) どちらもバグフィクスです。今回のバグはあっきぃさんが見つけまし た。いつもどおりアーカイブを作ってみたら、おや展開できない?・・ ・で、調査の結果、原因がわかりました。 内容が特別なファイル(たとえばlzhやtek5などがかかった、もう圧 縮するのが難しそうなファイル)をアーカイブして-osacmpすると、通 常ではあまりお目にかかれないパラメータの組み合わせになります。で この組み合わせになると、展開のためにすこしばかりスタックが多めに 必要になるのですが、sartol0iではMakefileでスタックを多めにしてお くのを忘れていたため、あっさりダウンしてしまうのです(これは主に ASKA版の展開ルーチンがmallocしないでスタックからワークエリアを確 保していることと関係があります)。 こういう原因でしたので、sartol0i/bim2bin4sでも、アーカイブの生 成に失敗しているというわけではありません。 ということでsartol0jではMakefileだけを直しました。そういうわけ で、POSIX版は影響なさそうです。 一方、そもそもこの珍しいパラメータの組み合わせは、ベストな組み 合わせではないのです。にもかかわらず、eopt:@ eprm:@をやると、こ れが選択されてしまっていました。これはこれで不便極まりないので、 ちゃんとベストなパラメータを見つけられるように、工夫を施しました (これは圧縮率を改善しますが、それだけではなく、展開時に省メモリ &高速になります)。それがbim2bin4tです。 これはええと、ソースレベルでの修正なので、POSIX版にも効果のあ る改善です。でも急いでいたので、I.Tak.さんのbim2bin4sパッチは取 り込んでいません。すみません。僕のbim2bin4sとbim2bin4tのdiffをと れば、いじった個所はすぐに分かると思います。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! osask.jp Homepage http://osask.jp/