[osask 7152] Re: src47b.

  こんばんは、川合です。


KOYANAGI, Masaaki さんは 2005/01/16 22:58:42 の「[osask 7151] Re
: src47b.」で書きました:

>川合さんに質問がいくつかあります。
>・川合さん自身は今後の開発で、この make を使っての build はしないのでしょうか?
>既に開発において、ソースを変更してmakeという手順を踏んでいますか?

  ええと、src47より前から、makeを使って開発していました。しかし
それはmake46等とは生成物の出力先が違った関係で、Makefileを独自
のものにしていました。

  このMakefileを今後僕自身が使うかどうかですが、たぶん使うと思い
ます。ただOSASK ver.4.8では古いMakefileで作っている部分があるの
で、完全移行はver.4.9以降になるかもしれません。

>・qemu のディレクトリで、pcat用のosask.exeを生成した後に、
>osalink で timerdrv.tek のみを入れ換えているようにみえますが、この解釈は正しい
>でしょうか?

  基本的にそのとおりです。

  ただosalinkは「入れ替える」という機能を持っておらず、したがっ
てpcatのosask.exeの後ろにtimerdrv.tekをくっつけて、それでもとも
と入っていたAT用のtimerdrv.tekは内部に死蔵させます。timerdrv.tek
は結構小さいですし、qemuのために(=make runのために)複雑なこと
をするのを避けたかったので、この仕様で満足しています。

>現在各OS用の makefile をシンプルに書き直しています。TOWNS 用の makefile
>を書き直したのを見て下さい。
>
>http://homepage1.nifty.com/dreaming/osask/makefile.towns
>
>・*.ask -> *.ias への変換が1つ1つのソースファイル毎に書いてあったのを、%を使って
>1つにまとめました。 VPATH を設定すると、ソースファイルをカレントディレクトリ
>以外から探すようになります。コンパイラのインクルードパスと同じです。

  とても興味深いです。VPATHというのは、設定だけされていてどこか
らも参照されていないようですが、これはつまり特別な変数なのでしょ
うか。make.exeがこれを自動的に参照し、必要に応じてカレント以外か
らも探してくれるようになる、と。

>・obj : src <その他の依存ファイル>
>形式での書き直すことで、$< $@ マクロが使えます。

  これは分かっていたんですが、僕がどうもこのマクロになじめなかっ
たので(拡張子が見えるほうが「僕としては」Makefileが読みやすかっ
た)、$*マクロを多用していました。

  VPATHは非常に有効そうに思えるので、src48以降では取り入れたいと
思います。なお、src48は、src47bに対する差分でベータリリースする
予定です(つまりsrc48aに対する差分ではない)。

  小柳さんがVMware対応やBochs対応を書き加えてくださった場合は、
その記述を見て、気に入ったらsrc48にもいれようと思います。気に入
らなければ、小柳さんのやり方を参考にして、何か別の方法で記述し
ようと思います。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! osask.jp
Homepage http://osask.jp/

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