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[OSASK 949] Re: 続「OSASKのファイルシステム」



  こんにちは、川合です。


Tetsuya ITO さんは 2000/07/04 06:44:42 の「[OSASK 945] Re: 続「
OSASKのファイルシステム」」で書きました:

>クラッシュ前に行なった書き込みの命令を、復旧時に更新履歴を元に書き込みが
>完了した状態にしてしまうファイルシステム
>
>で、判りますか?

  そ、そんなことできるの?・・・遅延書き込みっていうのは、書き込
み命令があってもすぐには書き込まないテクニックなのです。そのデー
ターは当然ですがメモリ上にしかありません。だから、遅延中のデータ
ーは、実際の書き込みが起こる前に電源断がおきるとあっさりと失われ
てしまいます。

  もし、遅延書き込みのためのデーターを保護するために、そのデータ
ーをメモリからハードディスクへすぐに書き出すようにするなら、それ
はちっとも「遅延」じゃないのです。

>メモリ上のデータは消えちゃいますが、遅延書き込みのデータは復旧できます。

  ということで、遅延書き込みのデーターがメモリ上にしかないので、
遅延書き込みのデーターは復旧できないのです。

  これから、紹介のあったページを見て勉強します。


  それでは。

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    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.or.jp
Homepage http://www.imasy.or.jp/~kawai/