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[OSASK 1194] megairaの中間報告.



  おはようございます、川合です。

  megaira1のリリースはまだ出来ません。しかし、沈黙のまま1週間が
過ぎてしまうのはさみしいので、現状を説明いたします。

  megairaは、タスクを自由に起動したり終了したりできる環境を目指
してきました。もちろんマルチタスクで、ウィンドウを移動させること
ができ、オーバーラップも可能にする予定でした。・・・しかし、時間
的にちょっと無理そうです。

  実は、水曜日から昨日までバグに悩まさせていました。さんざん苦労
して、バグを取りました。原因はTAPI内のシグナル処理部分で、現象は
「悪条件がそろうと、シグナルを受け取っているのにシグナル処理ルー
チンに分岐しないことがある」でした。昨日の夜にこのバグを退治し、
今は抱えているバグがない状態です(余談:バグ修正の途中で違うバグ
を生み出してしまいました。しかもこれが実に情けないミスでして、0x
80と書くべきところを、80と書いていたのです。発見するのに半日かか
りました・・・笑)。

  megairaは相変わらずシングルタスクになりそうです。マルチタスク
化の準備がかなりすすんだ状態でのシングルタスクですが。見た目の違
いは、pokon01が存在してファイルが選びやすくなったことくらいです
。

  内部的には、かなり革新されています。

  winmanは画面表示とシグナル管理を引き受けます。画面の背景の描画
はC言語で記述されていて、これを変更するのはかなり容易です。winma
nをちょっといじれば、キー入力がなくてもキー入力されたかのように
タスクを制御できます。キーアサインを変更することもできます。

  pokonは起動アプリケーションの選択を容易にします。デザインの変
更もC言語で書かれていますから、容易でしょう。

  winmanやpokonのデザインの指針と、それに合わせてguide06(アプリ
ケーション開発の指針)を書くべきだろうと思っています。これは、me
gairaのベータリリースが済んだら書き始める予定です。

  さて現状ですが、やっとpokonがwinmanの支配下で起動できるように
なったところです。まだ、他のアプリを選択できるようにはなっていま
せん(pokon00のようにダミーファイルリストが表示される)。

  今後スムーズに開発が進めば、10/25までにはmegaira1がリリースで
きそうです。

  おそらく、当初のmegairaの目標が達成されるのは、ieattaになって
からでしょう。

  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.or.jp
Homepage http://www.imasy.or.jp/~kawai/