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[OSASK 1789] Re: make14a.



  こんにちは、川合です。


Koyanagi Masaaki さんは 2001/06/25 20:59:37 の「[OSASK 1788] mak
e14a(Re: sb14a.)」で書きました:

>http://homepage1.nifty.com/dreaming/osask/make14a.lzh
>を置きましたが、まだ完全ではないようです。

  迅速な対応をありがとうございます。

>make pcat でビルドした OSASK.EXE を試していたところ、
>countup5(setIL 1)
>countup5(setIL 1)
>boxes01
>aball3
>keytstc0
>が起動されている状態から hlftstc1 を起動しようとした時に
>INT 0x0D General Protect
>CS:EIP = 7:7
>ESP = FFFFFFB8
>tss = B000
>TR = 1A0
>他のレジスタは全て 0
>が出ました。

  これは、かなり理解できない状況です。特に信じられないのは例外が
起きた場所で、CS:EIP = 7:7というのは普通では考えられません。

  まず、make pcatで生成される.BINファイルは、僕がdevers3の生成の
ために使用した.BINファイルと1バイトの差違も無いものであることを
確認しました(実際にはPOKON0.BINとWINMAN0.BINが数バイト異なりま
したが、これはコンパイル環境に依存するどうでもよい部分です)。

  つまり、make14aは正確にdevers3を生成しているようです。したがっ
て、make14aで起こる事はdevers3でも起きるはずです。

  そして、この件はここで保留にして、次の件です。

>また、TOWNS版をビルドして試したところ、起動直後にディスクアクセスした
>瞬間に INT 0x03 が出てしまいました。

  .BINファイルをそれぞれ比較するのは面倒なので、今度はmake towns
で生成したOSASK.EXEをいきなりTOWNSで起動してみました。小柳さんの
状況とは異なり、いつも通り普通に起動しました。そして、devers3で
起こるならlisbon3でも起こるだろう、と予想して、上記報告の通りタ
スクを起動し、setILコマンドでインナーレベルを変更し、hlftstc1を
起動してみました。・・・普通に起動してしまいました。

  ということで、結論です。make14aで生成されたPC/AT版についてはご
報告いただいたチェックを完全に済ませているわけではありませんが、
僕の検証した範囲では、小柳さんのご報告を裏付けられそうな結果は得
られませんでした。よろしければ、再現性を確認していただけないでし
ょうか?

  また、他のテスターの皆様も、devers3やlisbon3で不信な挙動が見ら
れないかどうかをチェックしていただけると助かります。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/