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[OSASK 3276] キーバインド.
こんにちは、川合です。
[OSASK 1556]や[OSASK 2757]、[OSASK 3273]で話題になっている、キ
ーバインドの問題です。
これを解決するにはいくつかの方法があり、それでちょっと迷ってい
ます。
1.winman0のソースを書き換える方法
2.設定部分のみを独立させ、別ファイルにする方法
3.設定部分のみを独立させ、別モジュールにする方法
それぞれについて詳しく説明します。
1.の場合、osat22rのパッケージが、
BASE22R.EXE
OSALINK0.EXE
OSALINK0.OPT
WINMAN0J.BIN
WINMAN0E.BIN
などという構成になります。そしてユーザーはWINMAN0JかWINMAN0Eのど
ちらかを選んでWINMAN0.BINにリネームし(コピーでもいいですが)、
OSALINIK0.EXEを実行します。これで目的のOSASK.EXEを得ます(TOWNS
の場合は、"J"ISと"O"YAYUBIになるでしょう)。
2.の場合、OSASK22.EXEをユーザーが生成する必要はありません。
しかし設定ファイルはbim2bin1でtek0圧縮されたバイナリーの形式を取
るでしょう。そうでないと、設定ファイルがかなりの大きさになり、起
動時間が目にみえて遅くなります(もちろん圧縮をかけても、別ファイ
ルにする以上ディスクシークが余計にかかるので、遅くなることは間違
いありませんが)。
ただ別ファイルにすれば、差し替えるのは簡単です。上書きコピーす
るだけです。
3.のやり方は、2.の速度低下を嫌った場合のアイデアです。別モ
ジュールになれば、当然OSALINK0.EXEのお世話になります。そうなると
1.との違いがいまいちはっきりしなくなります。・・・winman0を拡
張しても、設定モジュールを作り直すという手間がかからないのは、僕
にとってはありがたいですが。
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僕の目指すOSASKの最終形態は以下のようなものです。
インストールが終わり、起動時に必要なデバイスドライバーや設定フ
ァイルなどが確定したら、これを全部まとめて一つのファイルにし、デ
ィスク上の連続領域にまとめておきます(この「まとめ」はオプション
で、希望しない場合はやらなくてもかまいません)。
こうすることで、ディスク上に散らばったファイルを起動時にアクセ
スするロスがなくなり、起動時間は大幅に短縮できます。・・・もちろ
ん、このとき「まとめ」から外されたファイルが起動時に必要になれば
それはまとめられていない時と同様に、ファイルシステムをたどって普
通にアクセスすることになります。
現在のOSALINK0.EXEはこの「まとめ」をやっているようなものです。
そして今は「まとめ」に含まれていないファイルを自動的にアクセスす
る能力がない状態なのです。
この最終形態を意識すると、別ファイルにするよりは、別モジュール
にする方がよいように思います。しかし、それなら結局1.の方法とい
うことになるんでしょうか?これなら手間いらずです。101英語キーボ
ードについては僕は分かりませんが、TOWNSの親指シフト版については
[OSASK 2757]のご報告に基づいて、すぐに用意できます。
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みなさんのご意見を聞かせてください。
それでは。
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川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/