[OSASK 4002] BOARD: バッファキャッシュと仮想記憶の統合

このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい
http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3d2e9888_177ee

2002/07/12 17:51
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OSASKのことはかなり以前にちらりと拝見たきりでしたが、ふとした
きっかけで先日再びサイトを拝見して、着実に開発を進めておられる
ことに感心しました。

OSASKの特徴としてファイルI/OバッファのマネージメントとVMとが
統合されていることが挙げられていますが、妥当な選択だと思います。
商用Unixでは15年くらい前からそういう流れになっているよう
です。たまたま、NetBSDでそういうのを実装したという論文を
見たので御参考まで。
http://www.usenix.org/publications/library/proceedings/usenix2000/freenix/full_papers/silvers/silvers_html/

なお、OSASKのファイルシステムの説明で「スワップを使うシステム
では一度も変更されていないページも書き戻される」みたいな
ことが書いてありますね。確かに昔のUnix系はプロセス起動時に
プロセスイメージからスワップへのコピーがなされていたと
思いますが、最近(ここ10年くらい?) のは触ったページだけが
スワップアウトされるようになっているんじゃないでしょうか。

また、プロセスの実行イメージをそのまま保存して後で再開
するという機能は、ずーっと昔のLisp Machine OSにあったと
思います。私も何かで読んだだけなのでうろ覚えですが。
あればとても便利だと思います。



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