このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3d47e706_671f 2002/07/31 22:32 川合秀実 [OSASK 4167]へのレスです。 > UPXの圧縮能力は確かに強力です。 > 比較試験をしたわけではないのではっきりとは言えませんが、 > 少なくともTekに「負けない」とは言えると思います。 > もちろん、OSASKの機構にそぐわないと言う理由で > 能力を発揮できないということはあるかもしれません。 おお、頼もしい! いえいえ、OSASKの機構は単純ですので要するに圧縮アルゴリズムとして強け ればいいのです。ただ、tek0はそんなに弱くはありません(時に非常に弱くなり ますが・・・笑)。詳細は[OSASK 4164]をご覧ください。 僕が強い弱いがどうのこうのといったのは、APIに入れるかどうかという議論 だったからです。APIではなくDLLサポートということであれば、まず間違いなく サポートすることになると思います。仮に弱くても、です。そうでないと、既存 のUPXで圧縮されたファイル群が取り扱えないことになり、それはエミュレータ OSとして許されないことだからです。 > しかし、私が本当に主張したかったのはそんなことではなく、 > 「既存のソフトウェアを再利用すべきではないか」 > という点です。 この主張に関しては、完全に同感です。特許の問題というよりも、せっかく存 在する良いものを使わないなんて、それこそOSASKの理念と合いません。 そもそも僕がtek0を作ったのは、圧縮率がぼろくてもいいからとりあえずAPI レベルで圧縮データの展開をサポートすることが非常に重要なことであると思っ たので、適当に作ったまでのことです。というのは、この展開ルーチンに要求さ れることは圧縮率が高いことではなく、展開が速くてルーチンがコンパクトな事 だったからです。そういうのは見つけられません。たいてい展開ルーチンは1KB を超えているか、もしくは極端に単純すぎてあまり圧縮が効かなかったんです。 tek0の前身はl2d3ですが、これは16bit版の展開ルーチンがが143バイトです。ま たtek0とl2d3のどちらも展開できる32bit版ルーチンは460バイトです。 特許についてもl2d3とtek0ともにLZ法しか使っていないので、抵触する心配は ありません。 ということで、僕の基本的な考え方は相模隆明さんと同じです。tek0などはし ょうがなく作っただけで、なんでも自作がいいなんて思っていません。自作はOS だけ手いっぱいです(笑)。