[OSASK 6255] imgtol0b.

  こんばんは、川合です。


Hidemi KAWAI は 2003/06/13 21:16:32 の「[OSASK 6253] Re: KHBIOS.
」で書きました:

>  ということで、即興で作ってみました。リードとライトの他にちょっ
>としたおまけ機能も付けて1KB未満です。OSASK ver.3.8からはこれにし
>ましょう。
>
>    http://osask.ne.nu/imgtol0a.lzh   (3.94KB)
>
>  なんかちょっと書き込みが遅いかなという気はしますが、これはDOS
>汎用ファンクションを使っているからしょうがないんだと思います。詳
>しい使い方はアーカイブ内のドキュメントをどうぞ。

  こいつですが、さらに機能を2倍くらいに増やしました。サイズは
1,330バイトになりましたが、これだけ機能があってこのサイズならか
えって前よりも便利でしょう。

    http://osask.ne.nu/imgtol0b.lzh   (6.03KB)

  このバージョンから、exe2sysの機能とオーバーライトコピーという
機能が入っています。これらをOSASKに生かす方法を例にとって、機能
を説明します。

  たとえばI.Tak.さんのjohn24.exeなどのベータ版がありますが、これ
を実行させるには次のどちらかの方法を取る必要がありました。

  A.MS-DOSを起動して、john24.exeを実行させる
  B.OSASKの直接起動ディスクにjohn24.exeをコピーして、まずはその
      直接起動ディスクからインストール済みのOSASKを起動。
      その上で、直接起動ディスク生成モードに切り替えて、
      john24.exeを選択してディスクを入れ替えろというメッセージに
      対してEnterではなくCtrl+Sを押す。
      これでOSASK.SYSだけが上書きされる。
      上書きが済んだら再起動する。すると以後はjohn24が起動する。

  このimgtolの新機能を使うともう一つの選択肢ができます。

  まず「imgtol s john24.exe john24.sys 2048」とやって、john24.sy
sを作ります。そして「imgtol c john24.sys a:osask.sys」とやって、
john24.sysの内容を直接起動ディスクに書き込ませます。これで完了で
す。

  とこれだけでうまくいくと説明は実に簡単なのですが、実は多分うま
くいきません。osask.sysの中身のサイズ情報がブートセクタに反映さ
れていないせいです。ブートセクタが実際の中身よりも大きいと思い込
んで余計にロードするのは起動時間が長くなる程度の害しかないのです
が、たいていのバージョンアップは旧バージョンよりもサイズが大きく
、そうなると全体を読み込まずに起動してしまう危険があります。

  ということで、このimgtolを使ったOSASK差し替えはバージョンダウ
ン時くらいにしか使えません。・・・しかしこれで終わってしまっては
さみしいので、バージョンアップ時にもこの方法が使えるように、近い
うちにOSASKの仕組みをほんの少し変えます(ブートセクタの中にサイ
ズ情報を書くのではなく、OSASK.SYSの中にサイズ情報を持つようにす
る)。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/



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