こんばんは、川合です。 go_0020を一般公開しました。 2ちゃんねるのOSASKスレッドで、366さんがNWSOSでGOを動かしてみて くれて、どうやらstdc版が無修正で動いたらしいです。もともと「IA- 32用のOS限定でなら、gccをはるかに上回る移植性を実現する」ことが GOの目的なので、僕としては実に喜ばしい報告です。 それで気をよくした僕は、今まで保留にしていた改造を一気にやりま した。 ・goモード/gccモードの差を最小にする。 ・ライブラリアンを、簡易版ではなくlcclib.exe並みにする。 ・stdc版のsjisconvを作る。 ・OS依存ドライバを一ヵ所にまとめる。 ・naskやgolib00やgas2naskなどの生成を楽にする。 ・w32clibcにsystem関数を追加。 ・osaskgoでWORKOVERが起きにくくなるようにmalloc増強。 ・リンクするのに必要なライブラリ関数を、12個から8個に縮減。 fopen, fclose, fread, fwrite, fseek, ftell, exit, malloc system関数を入れたので、今後はgcc.exeやmake.exeに相当するもの を僕が作る「可能性」があります。今は、go_0020sのgccモードのソー スにバグがないか確かめるためだけにMinGWをインストールしていて、 これだけで46.2MBもくっているので、じゃまくさいなあとは思っている のです。gcc.exeを自作できれば、w32clibcを組み合わせることでMinGW の代わりになるので(もちろんライブラリは非常に貧弱ではありますが )、MinGWをアンインストールできます。・・・まあ1年後くらいになる とは思いますが。 make.exeについても、前からでかいなあと思っていましたし、win32 版とLinux版とでMakefileの文法を変えなければいけないのは、不便こ の上ないと思っていました。パスの区切り文字の問題の解消や、いくつ かの代表的なコマンドについては、make.exe内に内部コマンドを持たせ て、OSに依存しないMakefileが書ければいいと思っています。・・・こ れはまあ、たぶんgcc.exeのさらに1年後くらいでしょうか。 よく考えてみたら、その頃にはもうWindowsをほとんど使わなくなっ ているかもしれない・・・。その時は、多分作りません(笑)。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! imasy.org Homepage http://www.imasy.org/~kawai/