[osask 6918] vgabios 0.0.

  こんばんは、川合です。

  qemuでOSASKを使っていると、標準で添付されているスクリプトファ
イルでは、フルカラーの画面モードに切り替えられません。これは、
vgabios.binの仕様で、画面モード0x112、0x115、0x118が、1ピクセル
あたり24bitに設定されているせいです。

  qemu自身は1ピクセルあたり32bitの標準的な画面モードもサポートし
ていて、さらにvgabiosでもそれらは画面モード0x142、0x143、0x144を
使えば利用できます。これに対応するには3つのスクリプトファイルを
書き換えるだけでいいのですが、むしろこのvgabiosの仕様のほうがマ
イナーだと思ったので、112、115、118を32bitにして、142、143、144
を24bitにする、「交換」をしようと思いました。

  それで、交換の際にちょっとバイナリを解析したのですが、このバイ
ナリがあまりに嘆かわしいと(僕は)思ったので、ここ4日間で全部作
り直していました。作り直しなので今はまだ全部の機能が実装できてい
るわけではありませんが、とりあえず画面モード切替と文字表示くらい
はできるようになったのでここでいったんリリースします(KL-01)。

    http://k.hideyosi.com/vgabios0.lzh  (7.03KB)

  これをqemu.exeとSDL.dllとbios.binといっしょに使えば、OSASKはち
ゃんと動きます。たぶん他のOSも動くでしょう。元のvgabiosは28.9KB
ですが、このvgabiosは9.23KBです。

  これでvgabiosは一休みして、明日からはOSASKやKHBIOSの開発に戻り
ます。vgabiosへの反響があれば、またころあいを見て続きを作ろうと
思います。

  それでは。

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    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! osask.jp  kawai@imasy.org
Homepage http://osask.jp/

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