こんにちは、川合です。 5/12も近づいてきて、OSASK-Wikiでかねてから話題になっていた512 キャンペーンの開催も近くなってきました。 http://wiki.osask.jp/?%B4%EB%B2%E8%BC%BC その一助になればと思い、僕はC言語ユーザ向けに一つページを作り ました。今までのところC言語でめったに使われることはなかった、 lib_execcmd関数の詳しい説明です。 http://wiki.osask.jp/?gg00man/execcmd 書いていて自分で思ったのですが、OSASKにはlib_execcmdで複数の APIファンクションを一度に高速かつコンパクトで呼べる機能があるの ですから、この機能が好きでも嫌いでも、とにかく使わなきゃ損です。 やってみれば分かると思いますが、このテクニックを使うのは全然難 しくないんです。しかし使うとソースが汚くなります。VPマクロのせい です。intの配列で初期値の型チェックをしない方法がgccにあればいい んですがねえ・・・。 これを機に、C言語でも小さなアプリを作って遊んでみてください。 うまく512バイト以下にできたら、ぜひ512キャンペーンへ。 なお、5/8(土)はOSASK-IRCで定例オンライン会が開催されます。き っとそこでも512キャンペーンの話題が出るでしょう。たぶん、おれん じぺこで有名なsakkyさんともお話できますので、それが目当ての人も どうぞ。 --- ついでに。というか、ついでにするにはもったいないくらいの話題で すが。 OSASKの材料にオープンソースを研究してくださっている林さんから ご連絡をいただきました。以下のページの20番のところでこれまでの研 究がまとめられています(PDFになっていてダウンロード可能)。 既刊「総合政策学ワーキングペーパー」一覧 http://coe21-policy.sfc.keio.ac.jp/ja/wp/ 前半は前作のOSASKケースの内容をまとめたような感じで、後半が新 しい内容になっています。みなさんがどういう動機付けでOSASKにかか わるようになったのかを、林さんの視点で分析しています。林さんは アプリ開発者の数とOS開発者の数の差を、記述言語がASKAかCかという 違いが最大の要因ではないかと見ています。確かにそれはありそうで す。 しかし一方で、僕はドキュメントの量の差もあるだろうなあと思い ました。アプリにはintroシリーズがあり、Wikiにはオンラインマニュ アルがあり、今やosa_dir2もあります。一方のOSASK本体は、ソースく らいしか信頼できるドキュメントがなく、仕様も流動的で、その上、 十分に質が高いコードを要求され、またそれらを全てクリアしても方 針に合わなければ、組み込まれません。言語による制約もさることな がら、このドキュメントの量の差もかなりの比重を占めていそうな気 がします。 そういえばintrop(ASKA用intro)も書きかけのままだなあ・・・。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! osask.jp Homepage http://osask.jp/