[osask 7001] sartol0d.

  こんにちは、川合です。

  sartol0cのtek1展開ルーチンにバグがあったので、それを修正したバ
ージョンを作りました。ついでに、自動ディレクトリ作成機能や、
autorun機能をつけてみました。

    http://k.hideyosi.com/sartol0d.lzh  (23.5KB)

  一応MLリリースという形をとっていますが、一般公開扱いしてかまい
ません。

  アーカイブ生成時のパラメータは何も変わっていませんが、展開時の
パラメータは機能が増えました(今までとの互換性もあるので、既に前
の仕様に合わせてバッチファイルを作っていたとしても、それはそのま
まつかえます)。

usage>sartol e arcfile basepath align file1 file2 ...
usage>sartol d arcfile basepath[/] [autorun]

  dオプションのとき、basepathの後ろに/をつけられるようになりまし
た。/がなければ今までどおりの動作ですが、/があると、basepathの場
所にアーカイブファイルのファイル名の名前でディレクトリを作り、そ
この中に展開してくれます(厳密には一番最後の拡張子を取った名前に
なる。例:abc.sar→abc、abc.sar.tk→abc.sar)。

  またbasepathは、今は存在していないディレクトリを含んでいてもい
いことになりました。展開作業時に自動で必要に応じてディレクトリを
作ります。

  さらにbasepathに、「..@arcpath」という特別な名前のパスを指定す
ることもできます。これは、展開しているsarファイルがおいてあるパ
スに展開することを意味します。/と組み合わせて、「..@arcpath/」も
OKです。

  autorunパラメータはオプションで、これを指定すると展開直後に展
開したディレクトリをパラメータとして、アプリケーションを実行でき
ます。まあたいていは、explorerと組み合わせることになるでしょう。
これにより、展開したらディレクトリが自動で開かれるという、Lhasa
っぽいことができます。dirを使うこともできます。

  たぶん、あっきぃさんの「えんやこらsar」と組み合わせると便利に
使えるでしょう。「えんやこらsar」には遠く及びませんが、バッチ
ファイルで作った代用品もどきの「dsar.bat」を作りましたので、それ
も一緒に入れてあります。sartol.exeの使い方の参考にしてください。
dsarの使い方は、アーカイブの中のreadme.txtを見てください。

  いつになるかはわかりませんが、次のバージョンアップではディレク
トリ情報付きのアーカイブのサポートを入れたいです(そもそもそのた
めの布石としてディレクトリの自動生成を入れているつもりです)。

  さらに先のバージョンでは、ファイルの属性や日時などの情報もちゃ
んと扱えるようにしたいです。

  今回のバージョンアップで、sartol.exeは1.0KB増えて、6.5KBにな
ってしまいました。ちょっと残念ですが、それなりには便利になったの
で、そう悪くはないのかもしれません。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! osask.jp
Homepage http://osask.jp/

ML番号でジャンプ
ML単語検索