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[OSASK 942] Re: 続「OSASKのファイルシステム」



こんばんは。小柳です。

Tetsuya ITO wrote:
> 
> ども、もね@裏方です。

> ジャーナリングファイルシステムってのは、ファイルシステムの更新履歴を保存
> しておいて、クラッシュした時に、更新履歴を元にクラッシュ直前の状態にファ
> イルシステムを戻せるファイルシステムだそうです。

確かそうだったと思います。
詳しいことは、UNIX USERの2000年 6月号のファイルシステムに関する特集に
書かれていました。身近にありましたら読んでみて下さい。

記憶では、Linux におけるジャーナリングファイルシステムは、β版も含めて
 3種類が開発されていて、

1. ext3
   Linuxの現在の標準ファイルシステム ext2 にジャーナリング機能を加えたも
の。
性能はあまり良くない。

2. Reiser FS
 ・ジャーナリング機能
 ・ 1つのディレクトリに膨大な数のファイルがある場合の性能低下を防ぐ
 ・ サイズの小さいファイルが多数存在する場合でもディスクスペースの無駄を
無くす
等を考慮して開発されている高性能なファイルシステム
Linuxの次世代標準ファイルシステムの本命?

3. SGIがIRIXのジャーナリング機能を持つ独自ファイルシステムをLinuxに移植
したもの
(名前は忘れました)

Myurika wrote:
> 
> # Linuxでは…、というか、ext2ファイルシステムというのがそういったエラーに
> 脆弱(?)で、不当な電源断後の再起動にエラく時間がかかる、というのが問題にさ
> れていたようです。

正常に終了せずに再起動した場合に時間がかかるのは、Windowsを正しく終了せ
ずに
最起動した時にScandiskが走るのと同じでファイルシステムの不整合チェック
と、
回復できるエラーの修復を行っています。

ただこの修復能力は特にLinuxをサーバーとして使用する場合には十分とはいえ
ず、
ファイルシステムの損傷の程度によっては多大な被害を被ることが、問題になっ
ており、
ジャーナリング機能の必要性が高まっているということのようです。



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小柳 雅明(Koyanagi.Masaaki !Atmark! nifty.ne.jp)