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[OSASK 963] auxoの予告.
こんにちは、川合です。
auxo0は土曜日の夜にベータ公開を予定しています。しかし、これは
かなりひどいものになるかもしれません。そのひどさのショックを和ら
げるために、ここで言い訳を書いておきます。
まず現状の説明です。auxo0は、システムとアプリがはっきり区別さ
れ、内部的にはかなり良い状態です。アプリが暴走しても、システムに
ダメージを与えることはできません。しかし、外見はひどい状態です。
ウィンドウマネージャーの仕様が一気に改定されたため、今までのルー
チンが使えなくなってしまったのです。それで、今は画面に何一つ出て
きません。
今、目下の目標は、土曜日の夜までに、countupタスクが起動できる
ようになることです。他のタスクはとりあえず後回しです。
これは内部の事情を知らない限り、誰がどう見ても後退です。それで
、これをそのまま公開バージョンにするわけにはいきません。だから、
これからベータ版リリースのラッシュが始まります。普通なら15日以降
はベータ版をリリースしないのですが、今回は例外です。
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さて、ではauxoは一体どの程度まで「進歩」するのでしょうか?・・
・もちろん、僕は明確な目標を持っています。
半月ほど前から、ODP開発部長がASKA/DOS(DOS版ASKA)開発を再開し
ています。一方、僕は6月から体調を崩した遅れのせいで、ASKA/OSASK
の開発がalektoに間に合うかどうかの自信がなくなってきました。・・
・それで、開発計画を大きく変更することにしました。
新計画でのauxoの目標は、「ASKA/DOSで作ったアプリケーションがOS
ASKで起動できるようになること」です。これは、僕以外のみなさんに
もOSASKのアプリケーションが開発できるようになる、ということを意
味します。開発の際にはDOSとOSASKを行き来しなければいけないという
不便さはあるものの、どうやってもできないというよりはよっぽどいい
でしょう。
ASKA/DOSはいくつかの問題を抱えていて、それも開発者のみなさんに
は大きな障害になるでしょう。この問題のいくつかは僕のせいであり、
またいくつかはODP氏の責任であります。しかし、ASKA/DOSはこれから
全面的な改良を予定していて、それに伴って問題も解決されます。
現バージョンのASKA/DOSは、386ASM用のアセンブラソースを出力する
仕様なので、386ASMを持っていない方には事実上使えません(386ASMと
いうのはFM-TOWNS用に富士通から販売されたアセンブラです)。これが
最初の問題です。新しいASKA/DOSは直接バイナリーを出力する方針です
。
現バージョン・新バージョンのASKA/DOSについては、ODP氏からアナ
ウンスがあると思いますから、それまでお待ちください。ASKAの仕様や
OSASKでのプログラミングのルールなどの説明は、7月末に僕が行なう
予定です。
ASKA/OSASKの開発ももちろん行なわれますが、少し先になります。
auxoが7/31までに完成するかどうかについては、ちょっと自信がない
のですが・・・(笑)。でも、完成させないとまずいよなあ・・・。
それでは。
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川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.or.jp
Homepage http://www.imasy.or.jp/~kawai/