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[OSASK 1812] example0.
こんにちは、川合です。
exe2bin2cの使い方は、C言語でアプリケーションを作る人にとっては
ほとんど説明不要なくらいに簡単です。ソースに手を加えることなく機
械的に"-c"オプションを付けるだけで実行ファイルが小さくなります。
面倒な事は全てexe2bin2.exeが解決してくれるからです。
しかし、ASKAでアプリケーションを作る人にとっては、それだけでは
うまく行きません。圧縮されたデーターを展開するためのコードを組み
込んでやる必要があります。
その例のために、example0を作りました。この中では、music1とabal
l3を改良してあります。できれば、最初にmusic1rの方を見てください
。その方が分かりやすいと思います。
さて、music1はどれだけコンパクトになるのかというと、
music1.bin : 1641バイト
music1r.bin : 1062バイト(64.7%)
・・・とこれほどの差が出ます。
また、aball3も同じ方法でコンパクトにしてみました。aball3はデー
ターが手動で圧縮されていましたが、それを元に戻してからexe2bin2で
圧縮をかけています。
aball3.bin : 2393バイト
aball4.bin : 2343バイト
このように、苦労して手動で圧縮をかけるよりも小さくなってしまいま
した。苦労したのがばかばかしいくらいです。ちなみに、手動圧縮した
ものをexe2bin2でさらに圧縮する事はできますが、その場合はもうほと
んど縮まないでしょう。それゆえ2つの展開ルーチンが付くぶんだけサ
イズの面から不利になると思われます。
それでは。
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川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/