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[OSASK 2483] Re: gulim16.



  こんばんは、川合です。


Koyanagi Masaaki さんは 2001/11/22 17:31:18 の「[OSASK 2479] Re:
 gulim16(Re: bim2bin1f).」で書きました:

(BDFファイルのフォーマット)
>詳しく知る必要があると思って検索エンジンで探すと、
>http://hp.vector.co.jp/authors/VA013241/font/bdf2bmp.html
>というページが見つかりました。
>このページを読んで納得しました。

  なるほど、詳しいページですね。ご紹介ありがとうございます。

>gulim16の各文字は DEPTH が16なので隣り合う文字は重ならないのですが、
>矩形の箱(バウンディングボックス)が重なる場合にも早めに対応する
>必要があると思います。

  いいえ。このサポートはすぐにはやらないつもりです。

  フォントに関する問題は、まだたくさん残っています。

・12ドットフォントなどの扱い
・TrueTypeFontの扱い(16ドットフォントよりも大きなフォント)
・プロポーショナルフォントの扱い(今回の件)
・明朝体、ゴシック体など、書体の種類の扱い

  これらを簡単に解決することはできません。

  もともと今の文字の扱いは、「テキストボックスでの表示」に限定さ
れています。これはぐいぐい00仕様に用意された文字を高速に表示する
ための簡単な仕組みで、「万能かつ表現力に富んだ」仕組みではないの
です。

  プロポーショナルフォントであれば、もはや表示状態を簡単なデータ
ーで保持することはできないでしょうから、テキストボックスの仕様を
大幅に拡張しなければ対応できないでしょう。それはおそらくテキスト
ボックスではなく、「拡張テキストボックス」のようなものになると思
われます。そうでなければ、グラフィックコマンドの一つとして文字描
画をするかもしれません。

  これらの問題を考えるのには時間が必要です。そうでないと雑な仕様
になってしまい、システムの設計に支障が出るかもしれません。

  とにかく現在のテキストボックスの仕様では、8x16のパターンを自由
に表示できるだけです。そしてその範囲でできることを一通りやってお
きたくて全角文字表示に着手しました。ここで目的を拡大するなら設計
を十分に練り直すべきで、それはすぐにはできないことです。

  それよりもまずはファイルライトアクセスが先だと僕は思っています
。PC-9801版も作りたいですし。

  ですから、もしプロポーショナルなフォントしか手に入らなければ、
それは無理矢理固定ピッチ用のフォントとして使えるようにセンタリン
グするかもしれません。そうすれば、みっともないですが、一応使えま
す。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/